2021年第4四半期(10月~12月)のスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)市場においてQualcommがシェアを大きく伸ばしました。
首位のMediaTekに及ばなかったものの、わずか3%ポイント差の2位につけています。
シェアを7%ポイント伸ばしたQualcomm
調査会社のCounterpointによると、Qualcommは2021年第4四半期にスマートフォン向けSoC市場におけるシェアを30%に伸ばしました。
これは前年同期に比べて7%ポイント高いシェアです。
Qualcommはプレミアム価格帯向けのSoCが好調であったのに加え、TSMCとSamsungという2つの半導体製造ファウンドリによってしっかりとした供給体制を敷くことによりシェアを伸ばしました。
一方、MediaTekはシェアを前年同期比で4%ポイント落としました。これにより両社の差は3%ポイントに縮まっています。
MediaTekの出荷台数減は、半導体不足により顧客が在庫を積み増した反動で在庫調整が起こったためです。
中国のUNISOCはシェアが2桁の11%に達しました。2021年全体では2020年の2倍以上の出荷台数となり、好調を維持しています。
5G向けベースバンドチップはQualcommが圧倒的
また、2021年第4四半期の5Gスマートフォン向けベースバンドチップのシェアは、Qualcommが76%と圧倒的でした。
QualcommのチップはAppleをはじめ高価格帯のスマートフォンで広く使われています。
Source: Counterpoint
Photo: Pixabay
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
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