米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年2月24日、Appleが出願していたウェアラブル血圧計に関する特許を公開しました。
カフを使用するウェアラブル血圧計
Patently Appleは、血圧計に関するAppleの特許出願は今回で7件目と述べています。
Appleが新たに出願した特許に記されたウェアラブル血圧計はカフ(空気袋)を用いるもので、センサー式とは異なります。
今回の特許は、血圧計に搭載する圧電素子(ピエゾ素子)に関するものです。
ピエゾ素子の配置は?
下記図表1には、上腕部(103)にウェアラブル血圧計(110)を装着した状態が描かれています。ウェアラブル血圧計は、血圧測定時に拡張・収縮するカフ(105)と制御装置(120)で構成されています。
制御装置にはディスプレイが搭載されていないことから、測定結果の表示にはペアリングしたApple WatchやiPhoneを用いることになると思われます。
図表2には、圧電素子の搭載位置(140)が描かれています。
血圧測定時には、圧電素子が動脈血流を検知することで、拡張期血圧、収縮期血圧が測定され、平均血圧が求められることが図表3で説明されています。
圧電素子はカフの内側に複数搭載される(740a〜740d)ことが、図表7から確認できます。これにより、上腕動脈の位置に左右されることなく、安定した測定を行うことが可能になると推察されます。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Hello Heart
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-440230/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania