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LeadGeniusの共同創業者、ウェブ会議による市場調査ツールMarvinでユーザー中心設計の原点に立ち返る

Prayag Narula(プラヤグ・ナルラ)氏と彼の弟Chirag Narula(チラグ・ナルラ)氏は、GongとChorus.aiがセールスコールに対して行ったことを、製品・マーケティングリサーチの通話に対して実現しようとしている。

2020年に彼らは、企業が顧客ニーズをよりよく理解するためのユーザーリサーチプラットフォーム「Marvin」を開発した。これは部分的に、プラヤグ・ナルラ氏の経歴に由来している。彼は、マーケティングテクノロジー企業LeadGeniusを共同設立して長年にわたり経営し、3000万ドル(約34億6600万円)以上のベンチャー資金を調達し、従業員が数百人になるまで成長するよう導いた人物だ。

営業やマーケティングのバックグラウンドを持たない彼は、LeadGeniusに友人を雇うことにし、その友人がパンデミックの始まりとともに最終的にCEOに就任した。同時にプラヤグ・ナルラ氏はCEOを退いたが、取締役には残った。

「Marvinはある意味、私がユーザー中心設計のルーツに立ち返った結果です」と彼は語る。「営業チームは顧客と話をして売上を上げたいと考え、カスタマーサクセスチームはアップセルを求めています。製品チームやデザインチームの場合、唯一のアジェンダは、その製品で顧客の生活をいかに改善するかということです。これはユーザーエンゲージメントの最も純粋な形であり、我々はこれを活用したかったのです」。

ナルラ氏はさらに、LeadGeniusではそれを実現するための適切なツールがなかったと説明する。今日に至っては、ビデオ会議のおかげで、会話を録音し、情報を得ることが簡単にできるようになった。しかし、ユーザー中心であることの価値を理解しながらも、何から始めればいいのかわからないという企業が増えている。

Marvinの共同創業者プラヤグ・ナルラとチラグ・ナルラ氏(画像クレジット:Marvin)

Marvinの技術は、Zoom(ズーム)などのビデオ会議ツールにプラグインし、通話中にメモを取るインタビューおよびユーザーリサーチツールである。また、インタビューのスケジュール設定や、録音した内容をキーワードやハッシュタグで検索可能なインサイトに変換するなど、ユーザー調査のあらゆる側面を自動化することができます。

「企業は、顧客と対話し、フィードバックを得て、調査を行うことに多くの時間を費やしています」とナルラ氏はいう。「このすべてがZoomで行われているのです。当社は、このような会話をより効率的かつコラボレーティブにするお手伝いをします」。

Lattice(ラティス)やSimon-Kucher(サイモン・クチャー)など、すでに数千社の顧客がMarvinを使用しており、毎週何千分もの録音を行っている。多くのユーザーは、この技術を活用して顧客と対話し、課題を理解し、デザインや製品へのフィードバックを得ている。それらの会話からパターンを見つけ出し、各チームで共有することができる。また企業によってはこのツールを経営コンサルタントとして使い、業界の専門家に話を聞いたり、学術的な研究の参照にするのに利用している。

米国時間2月23日、同社はプライベートベータを終了し、先に行われたプレシードラウンドで380万ドル(約4億3900万円)を獲得したことを発表した。同ラウンドはSam Altman(サム・アルトマン)氏のApollo ProjectsとFuel Capitalが共同で主導し、Scrum Ventures、Hack.VC、Global Founders Capital、House Fund、Gaingelsおよびエンジェル投資家のグループが参加した。

今回の資金調達により、Marvinは、ユーザーインタビューの実施、整理、分析、共有をより効果的に行えるよう、チームと製品開発の規模を拡大することが可能になるとのこと。同社の成長の大部分は、この5カ月の間に起こった。現在の従業員数は20名で、全体的に採用活動を行っている。

プラヤグ・ナルラ氏は「2021年の第3四半期に有料ユーザー数がゼロだったのが、1000以上に達したので、今度はそれを数千の有料ユーザーに拡大する時です」と述べている。

画像クレジット:Marvin

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(文:Christine Hall、翻訳:Den Nakano)

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