Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で、iPhone SE(第3世代)を発売するこの機会に、AppleがiPhone SE(第2世代)を現行から半額程度に値下げして販売することで、新興市場を獲得できるほかiPod touchの置き換えにもなると提案しています。
iPhone SE(第3世代)は、税込37,500円と噂
現地時間3月8日開催のイベントで発表されると噂のiPhone SE(第3世代)は300ドル(およそ税込37,800円)と、iPhone SE(第2世代)の販売価格よりも25%程度安くなるとみられています。
ガーマン記者は、Appleは歴代iPhone SEの販売価格を399ドルに維持し、安易な値下げは行わなかったと説明しています。
しかし、小売店はiPhone SE(第2世代)をApple Storeの販売価格である399ドル(日本では税込49,800円)の半額程度となる200ドル(約24,800円)で販売していると指摘、南米やアフリカ、アジアの一部地域において199ドルで販売できれば、Androidスマホの牙城となっている新興市場を獲得できると、ガーマン記者は提案しています。
iPhone SE(第2世代)を税込24,800円程度で販売し、新興市場獲得?
ガーマン記者はまた、iPhone SE(第2世代)を199ドルで販売できれば、しばらく新型が発売されていないiPod touchを廃番にし、同商品を置き換えることもできると述べています。
同記者はAppleのハードウェアの目標利益率が30%〜40%と説明、2020年時点での原価見積額が200ドルだったiPhone SE(第2世代)は、今はもっと下がっていると推測しています。
また、目標利益率に届かなくても、現在は5%の市場シェアしか獲得できていないインドなどの巨大市場で多くの販売台数を獲得できるとガーマン記者は伝えています。
同記者によれば、インドにおけるスマートフォンの平均販売価格は196ドルとのことです。
折りたたみMacBookとApple Watch Series 8について
ガーマン記者は今週のPower Onで、折りたたみMacBookやApple Watch Series 8に関する予想を伝えました。
折りたたみMacBookについてDSCCのロス・ヤング氏も報告していたほか、MacBookとiPadを組み合わせるような製品の特許をAppleが出願していたことが報告されていました。
Apple Watch Series 8にはケース径49ミリのエクストリームスポーツモデルが追加されますが、デザインが変更されることはなく、モデルチェンジは内部の刷新が中心になると、これまでにも噂されていました。
Source:Power On/Bloomberg
Photo:RendersByShailesh(@Shaileshhari03)/Twitter
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania