米国の対露制裁を受け、Apple Payがロシアで利用不可になったことを、Appleが公式に認めました。
一覧から銀行の名前が消える
Appleが新たに「アフリカ、ヨーロッパ、中東のApple Pay提携銀行」の公式ページを更新し、ロシア主要銀行の一つであるNovikombankを地域のリストから削除したことが判明しました。
Apple confirms recently-sanctioned Novikombank in Russia no longer works with Apple Pay. https://t.co/cc8EirMY0Y
— Stephen Warwick (@StephenWarwick9) February 28, 2022
これまでにもウクライナへの侵攻に伴って、米国がロシアに対して制裁を科すことを発表した後、Apple PayやGoogle Payといったデジタル決済サービスがロシア国内で機能しなくなったことが確認されていました。
ロシア連邦中央銀行も、VTB Group、Sovcombank、Promsvyazbank、Otkritieといった金融機関が制裁対象となっており、これらの銀行の顧客は海外でカードを使うことのほか、制裁を発動した国に登録されている企業でのオンライン決済ができなくなると述べています。
制裁で一般ユーザーも巻き添えに
ロシア国内の消費者が使えなくなったのは、Apple PayやGoogle Payだけではありません。YouTubeも先日、ロシア政府系メディアの排除だけでなく、同国YouTuberの動画収益化を停止すると発表しました。
また、TSMC、Intel、AMDといった半導体企業もロシアへの製品販売を見合わせています。国の政策によって迷惑を被るのは一般人なだけに、一刻も早い平和的解決を望むところです。
Source:Apple via iMore
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-441314/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania