環境保全の意識が高まる中、メーカー各社、リサイクル素材の使用やサステナビリティへの取り組みを進めていますが、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)からも「UNDYED COLLECTION(アンダイドコレクション)」がデビューしました。
その特徴は、アウトドアウェアでは珍しいホワイトカラー。一般的なアウトドアウェアは、視認性を高めるためにもカラフルなものが多いですが、このコレクションでは“アンダイド(染めない)”という意味の通り、生地染色を行わない素材を主に使用。製造工程のなかで最も水を必要とすると言われる染色の工程を省くことで環境負荷を軽減するという試みです。
「UNDYED COLLECTION」は、ジャケット3型、ハット、キャップの計5型を展開しています。「UNDYED TRIUMPH ANORAK(UNISEX)」(3万6300円)と「UNDYED GTX JACKET(MEN’S、WOMEN’S)」(3万8500円)は、透湿性が高く軽さとタフさをバランスよく兼ね備えたGORE-TEX PRODUCTS 3層素材を採用。水も汚れも弾くので、美しい白さをキープできます。
75デニールのリサイクルポリエステルの無染色基布と、原材料を溶かす時点で着色するため環境への影響の少ない原着糸のトリコットバッカーを組み合わせることで、適度なハリ感と肌触りの良さを実現しています。
どちらも、ゆったりとしたサイズ感でリラックスできる着心地。縫い目や資材数も最小限に抑え、素材そのものの良さを生かしているのも特徴です。
余分なものをそぎ落としたミニマルなデザインの中で、左胸に配置したエンボスロゴがアクセントに。爽やかなホワイトのカラーと併せて、クリーンなイメージに仕上げられています。
「UNDYED HAT」(7150円)、「UNDYED CAP」(6600円)も同素材を採用。あらゆるカラーのウェアと合わせやすいホワイトなので、ジャケットと共にタウンユースとしても活躍してくれそうです。
「UNDYED COLLECTION」は、2月下旬ごろから順次、THE NORTH FACEの直営店やウェブストアで販売予定です。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/435186/
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