MediaTekの新型システム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 8100のベンチマークスコアが登場しました。
CPUのマルチコア性能はSnapdragon 8 Gen 1と同等である一方、消費電力は遙かに低いという結果になっています。
マルチコア性能がSnapdragon 8 Gen 1並のDimensity 8100
Weiboユーザーの肥威氏によると、Dimensity 8100のGeekbenchのスコアはシングルコア/マルチコアが924/3,810とのことです。
このマルチコアスコアはQualcommのフラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Gen 1の3,801と同等ですが、それにもかかわらず消費電力は6.9WとSnapdragonの11.2Wよりも遙かに低い値となっています。
シングルコア性能に関してはSnapdragon 8 Gen 1の1,200に対し、Dimensity 8100は924です。
Snapdragon 8 Gen 1の高速CPUコアが最新世代のArm Cortex-X2なのに対し、Dimensity 8100は旧型のCortex-A78であることがこの差の原因と考えられます。
GPUはSnapdragon 888並
また、Dimensity 8100のGPUはQualcommの前フラッグシップSoCであるSnapdragon 888と同等のスコアを記録しています。
GFXBench Aztech RuinではSnapdragon 888の29fpsに対して28fps、3DMark Wild Life Extreme StressではSnapdragon 888の1,487に対して1,593となっています。
消費電力はやはり低く、GFXBench実行時の消費電力はSnapdragon 888の9.8ワットに対して6.8ワットです。
Dimensity 8100はフラッグシップSoCではないため価格はSnapdragon 8 Gen 1やSnapdragon 888よりも安いと考えられ、Dimensity 8100を搭載したスマートフォンはお買い得な端末になるかもしれません。
Source: 肥威/Weibo via Notebookcheck
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
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