株式会社404(以下、404社)は、犬の視覚が疑似体験できるスマホアプリ「犬の目カメラ」のiOS版を2022年3月上旬にリリースすると発表。
同アプリは、iPhoneのカメラを使って犬から見た色の世界を、リアルタイムでシミュレーションします。
人の視覚との比較機能や「認識モード」を搭載
医療機関での診断に代わるものではありませんが、研究機関で公開されている犬の視覚データを使っており、犬の視覚を疑似体験できます。
また、独自のデータを用いた画像認識を使って、犬が興味を示しそうなものを探索できる「認識モード」や、人と犬の視覚を比較できる機能を搭載。
さらに、犬の年齢による見え方の変化や、夜目の視覚もシミュレーション可能です。
対応端末はiPhone 8以降。iPhoneXS・iPhone XS Maxの端末の場合、iOS12.3.1以降であれば利用可能です。
人と愛犬が安心して過ごすために
犬は人間と比べて視力が低く、赤・黄・緑などの色の区別がつきにくいといわれています。
そのため、日常生活のなかで障害物を避けられない、おもちゃを認識できない、という可能性が考えられるでしょう。
同アプリを使うと、普段愛犬と過ごす部屋で「視認性のよくない障害物がないか」「どの色のおもちゃが見やすいのか」をチェックできるといいます。
リリースは3月上旬を予定。同社は「将来的には、動体視力や視野のシミュレーションも実装したいと考えてます」と語り、今後も人と犬が安心して過ごせる環境づくりをサポートしていく方針です。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/174546
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部