株式会社HIKKY(以下、HIKKY)は、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)および株式会社ジェイアール東日本企画(以下、jeki)と共に、オリジナルのバーチャル空間「Virtual AKIBA World(以下、VAW)」を3月25日(金)にオープンすると発表。
リアルとバーチャルの融合を目指す「メタバース・ステーション」が誕生します。
アプリ不要! スマホからQRコードなどでアクセス
また、HIKKYのVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」を活用しているため、スマートフォンでQRコードを読み取るなどアプリダウンロード不要でアクセス可能。さらに、ボイスチャットやテキストチャットで空間内のユーザーとコミュニケーションを取ることもできます。
オープン時から見逃せない企画が!
リアルとバーチャルの融合へ向け、進化する
また、リアルな駅空間にXRの世界観を体験できるスペースを設け、一般ユーザーによるリアルとバーチャルの往来を活性化する方針。これにより、企業に対してバーチャル上での広告展開と販売機会を提供するといいます。
たとえば、リアルな駅広告をバーチャル空間でよりダイナミックに表現したり、バーチャル空間で購入した商品をリアル空間でシームレスに受け取るなどの体験を計画しているようです。
さらに、限定入場券をNFT化したり、来訪者同士の交流を深める施策を展開したりと、展望は広がっています。
JR東日本の「Beyond Stations構想」
HIKKYとJR東日本およびjekiは、リアルとデジタルを融合させた未来の新たな体験価値を創出し、XR市場をリードしていくことを目的とした業務提携を2021年8月に締結。これは、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」のXR領域を加速するきっかけともなりました。
そもそも「Beyond Stations構想」は、リアルな駅に新サービスを拡充し、駅をビジネスの発信拠点へ変革しようというもの。ここにHIKKYのノウハウが加わることでバーチャルへの展開を見出したとも言えるでしょう。
その第1歩として、JR東日本が「バーチャルマーケット6」へ「バーチャル秋葉原駅」を出展。改札通過や電車乗車といった体験を提供したほか、エヴァンゲリオン・ちぃたん☆・ホロライブの人気キャラクターが空間を彩り、歴代の企業出展ブースのなかで最多来場者を記録するなど好評を博しました。
今回オープンするVAWは、この「バーチャル秋葉原駅」をパワーアップし、本格展開するものです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/174872
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口