Appleが発表した、5G対応で手頃な価格のiPhone SE(第3世代)は、アジアのスマートホン市場におけるiPhoneの存在感を強め、Samsung、Vivoといったアジアベンダーとのシェア争いを激化させると、複数の業界アナリストが予想しています。
インドと中国でシェア拡大と期待
Cowen and Companyは、iPhone SE(第3世代)はアジア市場、特にユーザーが価格に敏感な中国やインドにおいて、徐々にシェアを伸ばしていくだろうと述べています。
Counterpoint Researchによると、iPhone SE(第2世代)の発売(2020年4月)から2021年末までの販売台数は、全iPhone販売台数の12%を占めたそうです。販売台数がもっとも多かったのは米国、次は日本でした。
同社のアナリスト、スジェオン・リム氏は、iPhone SE(第3世代)は欧州、東南アジア、韓国など、多くの消費者が5G対応でないためにiPhone SEを買い控えていた地域で売上を伸ばす可能性がある、と分析しています。
粗利益はiPhone13 miniの約半分
Cowen and Companyのアナリスト、クリシュ・サンカー氏は、iPhone SE(第3世代)がiPhone SE(第2世代)よりも30ドル高い429ドルである点について、「30ドルで5G対応コストが相殺されるはず」としつつ、利益率はiPhone13 miniよりも低いと見ています。
サンカー氏の見積もりでは、iPhone SE(第3世代)の利益率は42%〜54%、iPhone13 miniと比べると1台あたりの粗利益は約半分とのことです。
Source:Reuters
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania