株式会社出前館は、デリバリーサービス「出前館」の配達員向けアプリをリニューアル。より効率的に配達できる、使いやすいアプリになりました。
まずは、一部エリアで適用を開始し、今後は順次、拡大していく予定とのことです。
ヒートマップ機能や意見収集フォームを搭載
出前館は、全国47都道府県に展開するデリバリーサービスです。昨今ではフードだけでなく、日用品も配達するなど、領域を拡大し続けています。
今回は、配達員向けアプリにおいて、オーダー受諾機能、ヒートマップ機能、意見収集フォームなどのサポート機能の拡充をしました。
より配達者目線のアプリに
今回のリニューアルは、配達員を数多く抱える出前館が、これまで出てきた改善点などを反映させたもの。これまで以上に使いやすく、配達員目線のアプリとなることが期待されます。
出前館は、今後も配達員が安心、安全に配達に取り組める環境を整えていくとともに、サービスを利用するユーザーにも、満足してもらえるよう取り組んでいくとしています。
進むギグワーカーの利益を守る動き
コロナ禍の影響もあり、出前館の配達員のように、ネットを介して単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」として働く人が増えました。ちなみに出前館の場合、業務委託配達員の登録数の推移は昨年対比で495%とのことです。
気軽に、柔軟に働きやすいイメージのあるギグワーカーですが、不安定な労働環境が問題視される動きが広まっています。
たとえば海外では、2021年12月に欧州委員会がギグワーカーの利益を守る法案を発表しました。
日本のギグワーカーを含むフリーランス保護の動きでいうと、「第2回新しい資本主義実現会議」において、「安心して働ける環境を整備するため、フリーランス保護のための新法を早期に国会に提出する」とされています。
今後も、国と企業、さまざまなレベルでギグワーカーの労働環境を見直す動きが見られると予想されます。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/175035
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama