韓国メディアThe Elecが、iPhone15 Proシリーズには画面下埋込み型Face IDが搭載され、丸い穴が1つだけのパンチホールデザインになると報じました。同様の予想を、DSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏も伝えていました。
iPhone15 Proシリーズで、パンチホールはi型から丸型に
iPhone14 Proシリーズにはi型パンチホールデザインのFace ID機構が搭載される見通しですが、iPhone15 Proシリーズではこれが、丸い穴が1つだけの丸形パンチホールデザインに変更されるようです。
The Elecによれば、それを実現するために必要となる画面下埋込み型カメラの開発はSamsung Displayが行っており、iPhone15 Proシリーズに加え2023年モデルの折りたたみGalaxyシリーズにも搭載されるとのことです。
また、iPhoneに採用されるかは不確実ながらLG Displayも画面下埋込み型カメラの開発を行っていると、同メディアは伝えています。
LG Displayが開発中の画面下埋込み型カメラは、光の透過率が2023年までに20%、2024年以降に40%に高められる見通しで、そのためのポリイミド(PI)基板は透明なものが採用されるとThe Elecは説明しています。
微細な穴を空けた画面下埋込み型カメラとは別方式を採用か
画面下埋込み型Face ID機構の実現のために、Samsung DisplayはOTI Lumionicsと共同で、新しい素材を用いたメタルパターニング層(MPL:Metal Patterning Layer)を開発している模様です。
これを用いることで、画面下埋込み型カメラ設置部の光の透過率が高まる他、既存の画面下埋込み型カメラよりも目立たなくなることが期待できます。
開発が順調に進めば、新しく開発された画面下埋込み型カメラがまずはGalaxy Z Fold5(仮称)に搭載され、その後、iPhone15 Proシリーズの画面下埋込み型Face ID機構に用いられるとThe Elecは述べています。
Appleは、画面下埋込み型Face IDに関する特許を取得済みです。
Galaxy Z Fold3採用の画面下埋込み型カメラ採用を、Appleが拒否?
なお、Galaxy Z Fold4に搭載される画面下埋込み型カメラはGalaxy Z Fold3と同様の、レーザーで対象部位に微細な穴を開ける方式になるようですが、Appleはこの方式の採用を拒否したことが判明したとThe Elecが伝えています。
リーカーのジョン・プロッサー氏は2021年9月に、iPhone14 Proシリーズには丸形パンチホールカメラが搭載されると予想していましたが、その時期にはまだi型パンチホールではなく丸形が検討されていたのかもしれません。
Source:The Elec
Photo:The Silicon(@thesiliconnews)/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-446269/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania