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2021年の完全ワイヤレスイヤホン販売台数は3億台目前、前年比24%増加

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2021年における世界の完全ワイヤレスイヤホンの販売台数やシェアを、調査会社Counterpointが発表しました。総販売台数は前年比24%増加となる2億9,960万台と、3億台目前に迫っています。メーカー別シェアでは、AppleのAirPodsシリーズが25.6%で2位以下に大きな差をつけてトップに立っています。

コロナの影響受けても販売台数は前年比24%増加

調査会社Counterpointは、2021年の完全ワイヤレスイヤホン(TWS:True Wireless Stereo)世界市場のメーカー別シェアを発表しました。
 
2021年の完全ワイヤレスイヤホンの販売台数は2億9,960万台で、コロナ禍の影響が続いたにもかかわらず、前年比24%と大きな伸びを記録しました。
 
市場拡大の要因としてCounterpointは、アクティブノイズキャンセリング機能などの新機能や長時間再生といった特徴を持つモデルが、手頃な価格で販売されたためと分析しています。

Appleの販売台数は前年比5%増、競争激化でシェアは低下

メーカー別シェアでは、AppleのAirPodsシリーズが25.6%とトップの座を維持しています。2021年にAirPods(第3世代)を発売したAppleの販売台数は5%増加していますが、シェアは前年(30.2%)よりも低下しています。
 

 
2位はXiaomi、3位はSamsungです。Samsungは新製品投入の効果で販売台数が前年比33%増加し、シェア7.2%を獲得しています。
 
このほか、Skullcandy、boAtといったメーカーが北米、欧州、インドといった主要市場で存在感を増し、成長を遂げています。
 

 

価格帯別ではお手頃モデルの競争激化、高価格モデルも伸びる

価格帯別のシェアを2020年と2021年で比較すると、特に競争が激しい50ドル〜100ドルの価格帯のシェアが13%から17%に拡大しています。
 
同時に、200ドル以上の価格帯のシェアも14%から16%へと拡大しています。
 

 

アジア太平洋地域のシェア、初の北米超え

地域別でみると、北米以外のすべての地域で、販売台数が前年からプラスとなりました。なかでもアジア太平洋(中国を除く)は29%を占め、北米(27%)を初めて超えています。
 
スマートフォンを製造するOPPO、OnePlus、realmeなどが、自社スマートフォンのアクセサリーとして完全ワイヤレスイヤホンを販売する傾向が続いており、市場における競争が激化している、とCounterpointはコメントしています。
 

 

2022年秋にはAirPods Pro 2が発売?

2022年秋には、AirPods Pro(第2世代)が発売されるのではないかと噂されています。
 
本体デザインが刷新され、ハイレゾ音源の再生にも対応すると伝えられています。
 
 
Source:Counterpoint (1), (2)
(hato)

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