SpotifyがGoogleとパートナーシップを結び、ユーザーがGoogle Playを介さない決済方法を選択できるようにすることが分かりました。課金の手数料で揉めているAppleを牽制する狙いがあると思われます。
決済手段を選べる「ユーザーチョイス課金」
今回のパートナーシップ締結によって、Spotifyのユーザーは今後、アプリ独自の決済サービスか、Google Playでの支払いかを、「ユーザーチョイス課金」として能動的に選択することができるようになります。
音楽ストリーミングサービスの最大手Spotifyが、Googleと提携したことには、今後のアプリ業界動向に大きな影響を与えそうです。
SpotifyはApple Musicを手掛けるAppleと長い間反目しており、サードパーティーが“Apple税”と呼ばれる手数料を支払わなければならないことを「不公平だ」と主張してきました。またAppleは、Epic GamesともApp Storeのあり方を巡って争っている最中です。
プラットフォームのあり方に一石投じる
Googleでプロダクトマネージメント担当副社長を務めるサミール・サマット氏は「Androidは常にオープン性とユーザーの選択肢を重視してきた」と強調、今回の提携について「モバイルアプリストアにとって画期的な出来事となる」と述べました。「我々は新たなパートナーを迎え入れたことで、このモデルがどのようにプラットフォーム全体に拡大されるのか学べるのを楽しみにしている」
ユーザーチョイス課金の仕組みは数カ月以内に正式実装される予定で、Spotifyが実際に導入するのは2022年後半となる見込みです。
Source:AppleInsider
(kihachi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania