凸版印刷株式会社は、住まいの生活動線上で自然にデータを収集し、健康習慣の定着をサポートするサービス「cheercle(チアクル)」を開発。3月24日(木)よりハウスメーカーやデベロッパーへ向けて本格的に販売を開始しました。
さりげなくデータを収集、クラウドで管理
凸版印刷は、各種センサーなどIoT機器を組み合わせた建装材を提供する「トッパンIoT建材」事業を展開中。このたび開発した「cheercle」も同事業のひとつです。
「cheercle」は、床や洗面鏡などとIoT機器を組み合わせて普段の自然な動作のなかで身体データを収集。クラウド上に構築した「cheercleプラットフォーム」で情報の蓄積・管理、スマートフォンなどで可視化ができるサービスです。なお、家族など複数のユーザーを登録して情報共有もできます。
第1弾として、床埋め込み型の体組成計「cheercleメーター」と、鏡にセンシングと表示機能を付与した「cheercleミラー」が登場しました。
床と一体化した体組成計、情報表示もできる鏡
「cheercleミラー」では、内蔵センサーにより非接触で肌温度を計測可能。また、タッチパネル操作に対応し、スマートフォンと同じく、クラウド上に蓄積された毎日の健康情報を鏡に表示できます。なお、家族など許可したユーザーを切り替えて状況をチェックすることも可能です。
ヘルスケアサービスなどとの連携も視野に
「cheercle」は今後、提供サービスを順次アップデート予定。
たとえば、スマートフォンやウェアラブル端末とのデータ統合や、測定データに基づいた健康状態やリスクについてのレポート作成などが実装されるようです。
また、スリープテックや遠隔医療、地域施設との連携も視野に。ユーザーはちょっとした不調について医師へ相談したり、オンライン診療などのサービスを利用したりできるようになるようです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/175900
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口