米国の対ロシア経済制裁に伴い、ロシアの大手カード決済システムMir CardでのApple Pay利用ができなくなる見込みです。
ロシア国民の支えとなってきたMir
ロシア発のクレジットカードブランドMirは、同国銀行最大手の国家系銀行Sberbank(ズベルバンク:ロシア貯蓄銀行)が運営しています。
VisaやMastercardといった欧米企業とは関係のない、Swiftに依存しないクレジットカードであるため、経済制裁下でのロシアで高い需要を集めています。ウクライナ侵攻によって、改めてMir Cardに注目が集まり、一部の銀行ではカード発行に必要なプラスチックが不足したとされています。
こうした需要に応える形で、Apple PayもMir Cardに対応していましたが、経済制裁に伴って、新たにAppleがロシアの決済カード団体NPCSにサポート終了の旨を通達したことが分かりました。
すでに3月24日時点でApple Payでの新たなカード読み込みができなくなっているほか、Appleは今後数日間で、すでに読み込み済のカードも使用できないようにする予定だと述べています。
様々な対応を行っているApple
これ以前にも、Appleはロシア国内の複数銀行とのApple Payサポートや、オンラインストアでの製品販売、小売業者への製品輸出を停止しています。
またティム・クック最高経営責任者(CEO)も、Twitterを通してウクライナへの救援活動の支援を表明しています。
Source:iMore
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-446855/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania