サイトアイコン IT NEWS

プラモの達人も唸る完成度!2022年タミヤRCカー新製品注目モデル5選

2月2日、タミヤが2022年上半期に発売予定のスケールモデルとRCカーの新製品を発表しました。昨年夏以降RCカーの人気が高まり、特にビギナーでも手軽に楽しめるボディ塗装済み、プロポもセットされた完成品は人気を集めています。そんな新製品RCカーの中からから、プラモの達人が注目する5モデルをピックアップしてみました。

 

1. 今回一番のお気に入り! ディスプレイモデルとしてもオススメ!

1/10 RC アルピーヌA110 イェーガーマイスター1973(M-06シャーシ)

アルピーヌA110といえば、1963年にアルピーヌが生み出した2シータスポーツカーで、実車のボディサイズは全長3850×全幅1460×全高1130mmとコンパクトで美しい2ドアクーペです。

プラモデルでも人気も高いモデルで、A110といえば美しいメタリックブルーのイメージがありますが、こちらは1973年のドイツ国内レースに参戦した鮮やかなオレンジのイェーガーマイスターカラーのアルピーヌA110を再現しています。

ボディは塗装済みのポリカーボネート製。ヘッドライトや前後バンパー、サイドミラーなどをプラ製の別部品で再現されています。スポンサーロゴやモール類などはステッカーで再現。シャーシはホイールベースを2後輪駆動のM-06を採用で走りもバッチリ楽しめます。

 

2. 一味違うトラックユニットで悪路を走破せよ!

1/12 RC トヨタ ランドクルーザー40 ピックアップ クワッドトラック(GF-01FTシャーシ)

1950年代から世界中で圧倒的な人気を誇る4WDトヨタランドクルーザー。中でも’60年から’84年にかけてリリースされた40系ランドクルーザーは超ロングセラーモデルです。

タミヤはこの40系をディフォルメRCカーとしてモデル化。今回さらに、足回りにトラック(履帯)ユニットを装着したことで、登坂性能はもちろん、雪原や砂浜、泥道などの悪路でもスタックしにくく安定したグリップ力を発揮する、悪路を走る楽しみ満点のRCカーに仕上げました。

コミカルなドライバーのフィギュアも付属。あとメカメカしい足回りは見た目の迫力も満点で注目度も抜群、某ガ〇タ〇クみたいでカッコよいです!

 

3. オフロード4WDの頂点と言えばディフェンダーでしょ!

1/10RC 1990 ランドローバー ディフェンダー 90 塗装済みライトブルーボディ (CC-02シャーシ)

今も世界中に根強いファンを持つ1990年型のランドローバー・ディフェンダー90ですが、タミヤは2018年に1/10 電動RCカーを発売して人気を集めました。

今回はポリカボディの本体を鮮やかなライトブルー、ルーフをホワイトで塗り分け、カット加工済みとして再販しました。

シャーシは、公園などの不整地からハードなクロスカントリー走行を楽しめるCC-02を採用。ブルーのボディにブラックの6本スポークホイールに、ブロックタイヤ。いや渋いです、気に入ってます、正直実車が欲しいです。でもそれは無理だからRCカーで楽しみます。車体に荷物とか積んだディテールアップも楽しいかも。

 

4. ルーツはミニ四駆!走りの電動4WDバギー

1/10 RC アバンテ(2011) ブラックスペシャル

レーサーミニ四駆として高い人気を誇るアバンテをモデルに電動RCカーとして1988年に発売されたRCアバンテ。これに改良を加えた圧倒的な人気を誇る復刻版アバンテを、ブラックスペシャルのカラーリングで仕上げたモデルが登場。

ブラックボディと対照的な蛍光ピンクのホイールは、鮮やかなライトウェイトタイプを装着。前後で幅の異なるハイブリッドスパイクタイヤを装着し、足もとの注目度も抜群の塗装済み電動ラジオコントロールバギーです。

オプションパーツも充実の一言。シャフトドライブ4WDシャーシは、アッパー・ロワともに2mm厚のカーボン製ダブルデッキとして高い強度を確保。前後の小型ボールデフと、センター・トルクスプリッターにより高いトラクション性能を発揮します。

サスペンションはオイルダンパー装備の4輪ダブルウィッシュボーンタイプ。金属製ネジシャフトにボールエンドを採用したサスアームは高精度で長さ調整も可能などなど、走りのための装備も抜かりなし!

 

5. オトーサン世代に大人気のサンダーショットが再販

1/10 RC サンダーショット(2022)

ミニ四駆ベースのRCバギーの人気はダントツです。1987年に発売され人気を誇ったミニ四駆サンダーショット(コミック『ダッシュ四駆郎』に登場)をモデルに電動RCカー化、ベーシック4WDバギーの組立キット「サンダーショット」が復刻発売されました。

ポリカーボネート製のボディ本体はホワイトとブルーで塗り分け済み、ウイングもホワイトで塗装済となっています。どちらもカット加工済みなのでRCビギナーにもオススメ。

点検・整備がしやすいバスタブフレームに、CVAダンパー付きのダブルウィッシュボーン4独サスを装備。フロントにはスタビライザーを装着。アルミ切削製モーターマウント、540タイプモーターで走りももちろん楽しめます。

*  *  *

プラモデルの製作は得意なんですが、実は走りモノ(RCカー)は苦手だったりします(作るのは好きだけど、走らせてキレイに塗装を仕上げたボディを傷つけるのが嫌)。でもタミヤのRCカーは、走りはもちろんですがスケール(ディスプレイ)モデルとしても通用するくらいディテールも良くできているので、スケールモデルと同じように塗装を楽しめます。だから走らせるのがヘタクソな人でも楽しめるんですよ。

 

<写真・文/長谷川迷人>

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!「@Modelart_MOVIE」も配信中。

 

【関連記事】

◆複数の黒塗料を使い分けてリアルなエンジンを再現【達人のプラモ術<TZR250編>】
◆戦う建機!? イスラエルの魔改造車輌「装甲ブルドーザーD9R」を製作【達人のプラモ術<D9R装甲ブルドーザー >】
◆映画にもなった宇宙船「アポロ13号」の破損状態を製作!【達人のプラモ術<アポロ13号>】

モバイルバージョンを終了