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ロシア企業、米制裁でHuaweiのHarmonyOS導入に関心

HuaweiのHarmonyOSのデモ
 
米政府の経済制裁によって、米企業は許可なくロシア企業と取引することを禁じられているため、GoogleもAndroidスマートフォンの認証を停止しています。そうした状況で、ロシアでは代替OSとしてHuaweiHarmonyOSに注目が集まっているようです。

Huaweiの独自開発OS

HarmonyOSは、米政府の禁輸措置リスト(エンティティーリスト)に入れられたHuaweiが独自開発したOSです。
 
米企業であるGoogleのAndroid OSを利用できないため(オープンソース版を除く)、Huaweiのスマートフォンは、Androidはもちろん、Google PlayやGoogleマップといったサービスをデフォルトで使えません。現行のフラッグシップモデルに搭載されているOSもHarmonyOSです。

22年後半の登場見込む〜Huaweiは否定

このHarmonyOSに目をつけたのが、国家レベルでHuaweiと同じ状況に陥ったロシアです。現地メディアによると、早速ロシアのスマートフォン企業BQ Mobileは、GoogleからAndroidスマートフォンの認証を停止されたため、2022年後半のリリースを目指してHarmonyOSの導入テストを行っているそうです。
 
Huaweiは「HarmonyOSに対する継続的な関心と期待に大きく感謝している」と述べながらも、「現時点ではHarmonyOSを海外市場に投入する予定はない」と報道を否定しています。しかし、iOSでもAndroidでもない、第三極のOSとして存在感を発揮していくことは、復権を狙うHuaweiにとっても決して損は話ではないでしょう。
 
なお、ロシアから手を引いているのはGoogleだけではなく、AppleもApple Payのサービス停止や自社製品の同国内販売を見合わせています。
 
 
Source:MyDrivers
(kihachi)

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