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上海の大規模ロックダウン、iPhoneサプライヤーの出荷に影響懸念

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新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の急拡大を受けて、新たに中国上海で大規模なロックダウンを行ったことで、iPhoneへの出荷に影響が及ぶのではないかとの懸念が出ています。

半導体の一大拠点である上海

上海市は27日、市の半分にあたる東部を閉鎖し、すべての企業の活動を停止すると急きょ発表しました。これによって流通を含むサプライヤーも操業停止を余儀なくされるため、半導体やファウンドリ、電気自動車業界は対応に追われています。
 
とりわけ、この活動停止によって危惧されているのが、TeslaとAppleです。上海は半導体の生産拠点であるばかりか、輸出入のハブとしても重要な位置付けであり、工場を近隣に持つWistronやTSMCといったiPhoneのサプライヤーが影響を受けるのは必須だと考えられています。

影響の程度は未知数

新型コロナウイルスの流行前から、米中貿易摩擦やコスト高といったリスクを踏まえ、Appleとサプライヤー各社は“脱中国”へと舵を切ってきました。
 
一昔前は中国国内のみだったiPhoneの組み立ても、現在はインドが一定の割合を占めています。しかし、すべてのサプライヤーが中国以外に拠点を持つことは不可能で、今回の一件で改めてリスクが浮き彫りになった格好です。
 
サプライヤー事情に詳しい経済日報によると、「上海が止まれば、中国大陸全体や世界経済に影響が出る」と指摘する声も出ており、予定されている4月上旬の解除まで、ロックダウンの影響は計り知れません。
 
 
Source:経済日報
(kihachi)

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