1948年に兵庫県姫路市にて創業。以来金属加工品を中心にさまざまな日常生活用品の製造販売を手掛けている尾上製作所。仮にその名を知らない人でも、例えばブリキ製のジョウロやバケツ、湯たんぽなどは一度は目にしているはず。特に近年では「ONOE」のブランド名でアウトドアファンの間でもおなじみです。
そんな尾上製作所が、このたび同社初となるクラウドファンディングをGREENFUNDINGにて実施中。クラファン限定で登場するのは、圧倒的な存在感を醸し出す重厚な焚き火台「焔城(ほむらじょう)」(1万7800円〜 3月29日現在)です。
尾上製作所といえば、キャンパーの間ではマルチハンガーやファイアグリルなど、抜群にコスパの高い実用的なモノづくりで広く知られるブランドのひとつ。
例えば板材の厚みは実用にあたって問題のないギリギリのラインに設定、一方で構造を工夫することによって強度・耐久面をしっかりとカバー。さらに生産拠点を海外において金型製造による大量生産を実施するなど、コストカットをどこまでも追求。「この値段でいいの!?」と誰もが驚く価格設定は、そんな徹底したコストパフォーマンスへの配慮の成果として生み出されています。
そんな尾上製作所がチャレンジする初めてのクラウドファンディング・プロジェクト。登場するのは、2.3mmと厚みのある鉄板を使用した、無骨で重厚な組み立て式焚き火台です。
おそらく一見しただけで、従来のONOEのイメージとはちょっと方向性が違っていることがわかるはず。長く愛用してもらうことを念頭に入れ、製造工程には十分に手をかけて金型ではなくレーザーを使用、日本国内の工場で丁寧に加工。もちろん熱変形など耐久性に関するテストは、これまでのONOEブランド製品と同じく厳格な基準のもとで実施しています。
本体サイズは展開時で幅570×奥行き375mm、高さ335mm。天面に付属のグリルを載せればダッチオーブンやスキレットを使った調理もできるし、グリルを外せば全面オープンになるので、太く大きな薪もガンガン燃やせます。
無骨な表情は同ブランドの人気アイテムであるファイアテーブルなどとも好相性。マルチハンガーや丸焼きキットを使えばさらに楽しみが広がります。
ただし頑丈素材ゆえに総重量は10kgと、いまどきのトレンドに逆行するような重量級。また設置時の組み立ても、近頃流行りの折りたたみタイプのように「ワンタッチでオープン→即完成」という訳にはいきませんが、手締めできっちり締めてから使うひと手間が、逆にユーザーの愛着を呼びそう。
他人と違うオリジナルのスタイルを追求したいキャンパーなら、チェックしておいて損なしですよ。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/440801/
- Source:&GP
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