“ていねいな暮らし”に漠然と憧れのある人も多いのではないでしょうか。たとえば丁寧に出汁をとって料理するというのもそのひとつ。まず始めの一歩として、鰹節をおうちで削ってみるのはいかがですか?
茨城県にあるかつお節専門店 河津商店から「KANNA TIME」(3万3000円)が発売されました。鰹節を自宅で削るために必要なものをすべて一箱に収めたアイテムです。
素材である本枯れ節、鰹節削り器に加え、木づち、 ブラシ、 おさえ木といったメンテナンス用道具まで一式そろっています。キッチンでも存在感を放つ高級桐箱に収納されているので、末永く使い続けられます。
鰹節の削り方は、河津商店サイト上で動画でも紹介されているように、セットになっている本枯れ節を削り器の上で軽く滑らせるだけ。切れ味の良いカンナが、薄い鰹節を次々と生み出していきます。
メンテナンス道具として入っている木づちは、カンナ刃の調整に使います。ブラシは削った後に残るカツオ粉の掃除に、おさえ木は小さくなった鰹節を削る補助道具として使います。
桐箱には調湿効果もあり、道具を収納するにぴったり。地元の力を活用するべく、同じく茨城県にある「高安桐工芸」にオーダーし、道具一式をコンパクトに収納できる桐箱ができあがりました。実直な道具ならではの雰囲気は、キッチンにあるだけで背筋が伸びるような気もします。
販売元の「河津商店」は、鰹節を扱って80年の老舗鰹節専門店。原料の仕入れから加工まで行い、日本料理店などに販売するだけでなく、日本の出汁文化を伝えるべく食育活動も行っています。
自分で削った鰹節で料理をしてみると、改めて日本料理の奥深さ、そしておいしさにも気付けるはず。削りたての鰹節で出汁をとり、季節の野菜でお吸い物やお味噌汁を作れば、それだけで立派な一品が食卓を彩ります。炊きたてのごはんにふわりとかけて、お醤油や薬味と一緒にシンプルにいただくのも、おうちごはんならではの贅沢です。グリルで焼いたピーマンや厚揚げにトッピングすれば、お酒のつまみにもなりますね!
削りたての鰹節のある生活、とってもいいのではないでしょうか。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/441457/
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