オンライン英会話SNSの「Engly(イングリー)」を運営する株式会社Engly(以下、Engly社)は、4月3日(日)、カタコト英語をネイティブスピーカーが使うような自然な表現へ変えるAI「ピヨミン」を、Englyのアプリ上で提供開始しました。
無料の英会話SNSアプリ「Engly」
Englyは、英語に慣れるための場所として作られた無料のSNSアプリ。英語で日常の出来事を投稿したり、チャットやオンライン英会話をしたりして、楽しみながら英語を身につけられるといいます。
また、実際の英会話で大切になるポイントをまとめた「かんたん英文法」や、プッシュ通知機能付きの英単語帳「覚え帳」など、英語学習をサポートするための機能がそろっているのも魅力と言えるでしょう。
不完全な英文を訂正し、自然な英語に変換
英語のネイティブスピーカーが一般的に使うような自然な英文を提案します。
同サービスで使用している代表的なテクノロジーは、AIを研究する非営利団体OpenAIが開発した、最新の高性能言語モデル「GPT-3」です。
Wikipediaなどから集めた45TBもの膨大なテキストデータをベースに学習しており、高い精度で文法の訂正や表現が向上した英文を提案することが可能。
たとえば「I want shoe.」という単語を並べた不完全な英語から、「I want a new pair of shoes.」という一般的な英文に変えることができるようになります。
新しい語彙を効率的に身につけられるように
これまでは、自分の英文が自然なフレーズかどうかを知るためには、ネイティブスピーカーや英語講師に確認する必要があり、身近に教えてくれる人がいない場合は確認することが困難でした。
そこでEngly社はピヨミンを提供。ピヨミンを利用することで、より自然なフレーズや表現の幅を広げる新しい語彙を効率的に身につけられるようになるとのことです。
同社は「無料でいつでも英会話ができる場所を作ることで、日常的に英語を使える機会を増やし、日本にいながらでも英語に慣れていくことができる環境を作ることを目指しています」と語っています。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/176485
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部