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Epic GamesのRealityScanを実際に試してみた〜難易度はかなり高め?

realityscan
 
人気のサードパーソンシューター「フォートナイト」の提供で知られるEpic Gamesの3Dスキャンアプリ「RealityScan」のベータ版を試してみました。プロモ動画では簡単に詳細な3Dモデルの構築が可能と示されていますが、実際のところどうなのでしょうか?

ベータテストは1万人まで参加可能

Appleが提供するベータ版アプリのテストプラットフォームTestFlightで、「RealityScan」の公開テストが行われており、現在1万人までベータテスターとして登録することができます。
 
「RealityScan」のプロモ動画が4月4日付けで公開されています。
 

つぎはぎ感が否めない?

プロモ動画のように簡単に3Dモデルを作ることができるのかを確かめるため、ベータテスターとして登録し、アプリを試してみることにしました。
 
まず、指定されたTestFlightのリンク(ソース元URL)をTestFlightアプリがインストールされたAppleデバイスで開きます。
 
ベータ版の登録を済ませ、アプリを使用してみます。3Dモデル化したいオブジェクトを様々な角度から最低20枚写真撮影していきます。サンプルとして、IKEAの赤いビンテージの椅子をスキャンしてみます。
 

 
スキャン領域の指定画面が出てきますが、どのように機能するのかよくわからないため、デフォルトのまま「適用(Apply)」を押します。
 

 
スキャンされた3Dモデルは、Sketchfabにアップデートされ、閲覧可能となります。RealityScanのアプリ内で示された手順に従うと、アカウント作成まで容易に行うことができます。
 
自動的に“Pro”アカウントになっており、課金されたのではないかと一瞬不安になりましたが、Sketchfabのサポートチームに問い合わせてみたところ、RealityScanのベータテスターには1カ月の有料アカウントが無料で付与されるとのことでした。
 
実際に出来上がった3Dモデルを見てみます。元の椅子とはほぼわからないぐらいつぎはぎ感が強く、プロモ動画のような素晴らしい3Dモデルとは似ても似つかない姿です。
 

 
当方のスキャンの仕方が悪かったのではないかと疑われましたが、米メディアThe Vergeのライターもつぎはぎだらけの3Dモデルの写真を公開しており、アプリ使用の難易度はかなり高いことが伺えます。
 
 
Source:TestFlight via 9to5Mac, The Verge
(lexi)

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