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ナイキが再生素材から生み出した最新パフォーマンスフットウェア

資源の有効活用、廃棄物を極力減らしたモノづくりといったサステナビリティへの配慮は、いまや各企業にとって喫緊の課題となっています。

環境への配慮と価値の高い商品づくりの両立という難題に真正面から応えているのが、NIKE(ナイキ)の最新ランニングシューズ「ナイキ ペガサス ターボ ネクスト ネイチャー 」(1万7600円)。ナイキが長年にわたって蓄積してきたノウハウを最大限に活用、材料の半分以上に再生素材を用いながらも高パフォーマンスを発揮できる、今の時代にふさわしい一足が完成しました。

これまでも廃棄材を再利用したサステナブルなスポーツシューズを世に送り出してきたナイキ。代表的なものには、競技向けランニングシューズ「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」、バスケットボールシューズ「コズミック ユニティ」などが挙げられますが、最新シューズもこうした流れを受け継ぐもの。

その名前が示す通り、基本的には人気モデル「ペガサス ターボ」のスタイリングを踏襲。「ペガサス ターボ」としては2019年以来のカムバックとなります。

前足部からつま先までまっすぐに伸びたストライプなど、オリジナルをほうふつさせる要素にも注目したいところですが、やはり特筆すべきは材料。最大のポイントは、重さにして50%以上の再生素材を使用しているサステナビリティの高さです。

例えばミッドソール。ユーザーから要望される“反発性の高いソール”を実現するため、たっぷりのフォームが詰められていますが、これはナイキで最軽量かつ最もソフトで反発性に優れた“ズームエックス フォーム”のスクラップを55%以上活用したもの。側面から見ると、確かにスクラップらしい質感が分かります。

また快適なフィット感と軽さ、通気性を提供するアッパーのフライニットには、100%再生原料の糸を使用。さらに糸を染色する際、原液染めの手法を取り入れ、水の使用量を従来より抑えています。

このほか、ナイキのシンボルである“スウッシュ”を描く刺繍やシューレース、ライニング、中足部のケーブルシステムにも再生素材を使用するなど、ディテールに至るまで、くまなく配慮が行き渡っています。

ランニングシューズとしてのパフォーマンスは、再生素材が50%を超えても競技向けレーシングシューズを作れる証明となった「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト ネイチャー」など、歴代のサステナブル志向のシューズから得た洞察を生かしたものとなっています。

ナイキのサステナビリティに対する思想と技術が集結したランニングシューズ。発売は8月の予定です。

>> NIKE

<文/&GP>

 

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