ジムに通ったり食事制限をしたりと健康管理の方法はさまざまですが、「体重」を変化の指標として捉えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、体重管理は「乗る・測る・記録する」という3つの手間がかかります。そして、時間帯や身に着けている衣服によって値が変化する点も厄介でしょう。
そんななか、Makuakeに登場したのが、いつもの生活を変えることなく、同じ時間帯に同じ状態で体重を測定できるデバイス。ヘルスケアテックのissin株式会社が発表した「スマートバスマット」です。
プロジェクト開始からわずか約1時間で100万円以上の支援を集め、記事執筆時点で応援購入総額は700万円を突破。注目度が高まっています。
体を拭いている間に体重を測定
スマートバスマットの見た目は、バスマットそのもの。数字の表示がなく、測定した体重とBMI(別途身長の入力が必要)は、Wi-Fi経由でスマートフォンアプリに記録される仕組みです。アプリは、iOSとAndroidに対応しています。
また、スマートバスマットは「ダイエットモード」や「健康維持モード」など、目的に応じた体重管理モードも用意しています。さらに、「前回より-0.3kg、標準体重です。」といったプッシュ通知機能も搭載しているため、アプリを都度開く必要がないという気の利きようです。
バスマットとしての使いやすさも十分。バスマット上面のマット部分には、安全面に配慮した珪藻土を使用しています。マットは洗濯機で丸洗いすることができるほか、取り替え用も販売しているため、清潔な状態を保つことができるでしょう。
あえて体重にフォーカス
issin社代表の程涛(てい・とう)氏は記者発表会で、「たくさんのデータを測定したとしても、実際にデータを活用できる人はほとんどいません。ですので、あえて体重にフォーカスしました」と話します。
物足りなさを覚える人もいるかもしれませんが、体重は健康状態の変化を捉えるうえで重要な指標のひとつ。いつもの生活のなかで自然に体重を測定でき、小さな変化を知らせてくれるスマートバスマットは、健康管理が二の次になりがちな多忙なビジネスパーソンにとって、「存在感がないありがたい存在」になりそうです。
照明型プロジェクターに次ぐ挑戦
そんなヒットメーカーの程氏が、ヘルスケア事業を展開するにあたって、2021年に設立したのがissin社。issinという社名は、程氏の子どもの名前だそうです。
今後は、ソフトウエアのアップデートを通じてスマートバスマットの機能拡張を目指すほか、ケアロボットの開発にも挑戦したいと意気込んでいます。
スマートバスマットは1万3584円(税込)~、取り替え用のマットは2952円(税込)~で購入可能。グレー、ダークグレー、グリーンの3色展開です。
Makuakeでの応援購入は、6月29日(水)まで受け付けており、発送は10月末ごろを予定しています。
(文・Saki Amano)
- Original:https://techable.jp/archives/176726
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:amano