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最新PC&ガジェットで“イエ遊び”が超充実!【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

インドアな日だって積極的に遊びたい。頼れるPCがあれば、自宅でいろんなチャレンジができるものだ。最初の一歩として、続々と登場する新製品から“遊びを充実させるための相棒”を探してみてはどうだろうか。

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自分のPCを手に入れると、「遊び」の定義は広くなる。撮りためた動画を編集したり、3DCGやDTMに挑戦したり、映画を見たり、ゲームをしたり――。何かに没頭する時間は、人生を豊かにしてくれはずだ。

かくいう筆者も、文筆業を営みつつ、空いた時間を見つけてはAfter Effectsでモーショングラフィックスを制作をしたり、CLIP STUDIO PAINTで漫画を描いてみたり、とさまざまなツールを楽しんでいる。

「クリエーター」が特別な存在だったのは、もはや昔の話。いまやオンライン上には、チュートリアル動画やTipsが溢れている。「やる気」さえあれば、誰もが基本的なテクニックを習得できる。必要なのは、重い処理に耐えられる高性能なPCと、必要なソフトウェアに対する投資だけ。そんな「遊び」に役立つ注目のPCをチェックしていきたい。

まずクリエーターの仕事道具といえば、お馴染みのアップル製品。3月には最上位のアップルシリコン「M1 Ultra」が発表され、製品としては「Mac mini」の上位ラインに相当する「Mac Studio」が新登場。価格は22万4800円からで、一見すると高嶺の花に思えるが、ディスプレイやキーボードをうまくやりくりすれば、20万円台前半で強力なMacが入手できることを意味する。新製品の「Studio Display」や、M1チップ搭載の「iPad Air」などと合わせてチェックしておきたい。

一方、やりたいことによってはWindowsを選んだ方が良いこともある。これはソフトウェアの相性的な問題だ。例えば「流行りのメタバースに挑戦しようと思った際に、PC VRを行う手段が限定されてしまう」とか「Blenderで3DCGに挑戦しようと思ったらmac OS版の挙動が安定しなかった」みたいなことは起こりがち。「遊び」のためのPCだからこそ、用途に適した選び方を意識したい。

ITライター 井上晃さん
クリエイティブツールの話は大好物。普段からApple製品やAdobe CC製品群の取材を中心に、最新事情を追う。趣味を兼ねて、動画編集、イラスト、DTM、CGモデリングなど各種ツールの話題にもアンテナを張る。

 

 

【Appleの最強布陣は「遊び」に「仕事」に大活躍】

■「スタジオ」を作るための最適解

M1 Max/Ultraはとてもパワフル。例えば、After Effectsの「ロトブラシ」機能など、重い処理の待ち時間を大幅短縮できます(井上さん)

Apple
「Studio Display」(19万9800円〜)
Apple
「Mac Studio」(24万9800円〜)

「Studio Display」は対角27インチの5K Retinaディスプレイ。P3の広色域やTrue Toneテクノロジーにも対応する。12MPの超広角カメラや空間オーディオ対応の6スピーカーシステムなども搭載。

「Mac Studio」は高い処理性能を求めるクリエーターのための一台。搭載チップは「M1 Max」または「M1 Ultra」を選択可能。Mac miniを縦に2.5台くらい重ねたようなサイズだ。

▲前面にSDXCカードスロット(UHS-II)と、最大40Gb/sのThunderbolt 4(または最大10Gb/sのUSB-Cポート)を×2基を備える

▲背面には、Thunderbolt 4×4基、10Gb Ethernet×1基、USB-A×2基、HDMI×1基、3.5mmヘッドフォンジャックを備える

▲Studio Displayでは「リファレンスモード」を切り替えられる。コンテンツに応じた最適な色空間や輝度での確認が行いやすい

 

■〝ほぼPro〞な性能で色も選べる

iPad Proよりも少し安価に入手できて、豊富なカラバリを選べるのが◎。10.9型のサイズは携行性も高く、広い用途をカバーします(井上さん)

Apple
「iPad Air」(7万4800円〜)

「iPad Pro」シリーズと同じく、M1チップを搭載した第5世代モデル。従来機種と比べてCPUは最大60%、グラフィックスは最大2倍高速に。5G通信の対応も話題。

▲従来通り「Magic Keyboard」が利用可能。ノートPC風の運用ではProシリーズとほぼ遜色ないパフォーマンスを発揮するだろう

▲iPadOS向けには、クリエイティブなアプリが豊富に展開されていることも重要。OS標準のマルチタスク関連機能も頼りになる

▲iPad AirはProシリーズと比べてストレージの選択肢が限られるため、用途によっては外付けストレージを活用するのも重要だ

 

<同じM1チップ搭載のiPad Proとどっちを選ぶべき?>

AirとProの差は「ProMotionテクノロジー」「LiDARスキャナ」「ストレージのバリエーション」の3つに注目。つまり、イラストを描いたりARを使ったり、長編動画を編集したい場合には、Proがおすすめだ。

 

■ノートPC派ならMacBook Proをチョイス!

Apple
「MacBook Pro」(14万8280円〜)

持ち運びを想定すると、ディスプレイやキーボード、トラックパッド、Webカメラ、スピーカーなどが一式揃うMacBookシリーズも重要な選択肢。特にインターフェースの豊富さや上位のチップセットを選択できる点で「MacBook Pro」シリーズには注目だ。

▲MacBook Proは13、14、16インチの3サイズ展開。14型および16型ではキーボードのTouch Barはない

▲13型および14型では、3つのThunderbolt 4ポートに加え、HDMIポートやSDXCカードスロットも装備

 

■動画編集VSゲーム、PCで遊び倒すならあなたはどっち派?

PCを選ぶとき、動画編集のような創作に挑戦するかPCゲームをするかで、重視したい仕様の方向性は僅かに変わってくる。それぞれの用途でどんな製品が候補に上がってくるのかチェックしていこう。

 

【動画編集派】

動画編集ではCPUのクロック数が重要! できればCore i7/Ryzen 7以上を検討せよ。

 

■動画編集以外も見据えるならこの一台

手書きを含め、使い勝手に重きを置く一台。クリエイティブに使うなら外部GPUを搭載するCore i7モデルが◎(井上さん)

マイクロソフト
「Surface Laptop Studio」(20万9880円〜)

14.4型の2in1型ノートPCで、キーボードは分離できない仕様。SoCには末尾に「H」が着くハイパフォーマンスなCore iシリーズ(5または7)を搭載する。バッテリー駆動は最長18時間以上。

▲キーボード面を接地した状態でディスプレイを上向きに畳める。Surfaceスリムペンなどを磁力で固定可能

 

■手頃で高性能なAll in One型PCとして

スピーカーやノイズキャンセリング対応のマイクなども備えており、音源の再生や録音も行えます(井上さん)

ASUS
「M3400WU」(13万9800円)

23.8型フルHDディスプレイを搭載する一体型デスクトップPC。CPUにはAMD Ryzen 7 5700Uを搭載し、ストレージには256GBのSSDと1TBのHDDを備える。メモリは16GB。

▲スタンドの形は「人」の文字から着想を得たという。アルミニウム削り出しの質感やベゼルレスのデザインにも注目

 

■予算があればさらにこだわろう

ゲーミング市場に強いMSIだからこそ冷却機能にもこだわった一台。値段が張る分、メリットもあります(井上さん)

MSI
「Creator Z16P B12U シリーズ」(実勢価格:46万円前後)

同社のクリエイター向けノートにおける最上位モデル。第12世代のCore i9またはi7や、GeForce RTX30の最新モデルなどを搭載。最大で64GBメモリ、2TB SSDを搭載可能。

▲16インチのディスプレイはDCI-P3の広色域やΔE<2の色差をサポート。ペンのタッチ操作にも対応する

 

■周辺機器を揃えれば動画編集がさらに快適!

Wacom
「Cintiq Pro 16」(18万4800円)

手描きアニメーションやイラスト作成などを想定するなら、液晶ペンタブレットも候補に。同製品では、15.6型の画面に描き込める。

 

KIOXIA
「EXCERIA PLUS ポータブルSSD」(実勢価格:1万2000円〜)

容量を圧迫しがちな動画編集では、外付けSSDの活用も検討したい。同製品は500GBから選べ、最大1050MB/sの読出転送に対応。4Kビデオなども管理しやすいし、携帯性にも優れる。

 

【ゲーム派】

グラフィックス性能にもこだわるべし! 画面のリフレッシュレートも重要に。

 

■携行性もデザインも凝った新機種

14型モデルはCore i9やRTX 3070などを選べないものの、機動性やデザイン性の高さ、音質の良さなどが魅力です(井上さん)

デル
「Alienware x14」(22万3984円〜)

Alienwareシリーズ史上“最薄”をうたう14型のゲーミングノート。14.5mmの薄さでありつつGeForce RTX 3060などを搭載できる。Advanced OptimusやG-SYNCにも両対応。

▲同シリーズとしては初めてUSB Type-Cの充電ポートを採用。上位モデルと同じく独自の冷却機構を搭載する

 

■パフォーマンス重視の選択なら

電源接続時には高性能なグラフィックスを常に維持できるモードを搭載。ゲーム実況などにもぴったりです(井上さん)

マウスコンピューター
「G-Tune E5-165-R9」(21万9780円〜)

Ryzen 9 5900HXやGeForce RTX 3060 Laptopなどを搭載する15.6型マシン。液晶パネルはノングレア仕上げで、リフレッシュレートは165Hz。バッテリー駆動は約6時間。

▲HDMIやUSB Type-c、Type-A×3、カードリーダー、LAN、マイク入力、ヘッドホン出力端子などを備える

 

■2in1の本格ゲーミング機も登場

キックスタンドで画面を立てられるので、コントローラー接続を前提にした携帯ゲーム機としての運用もアリかも(井上さん)

ASUS
「ROG Flow Z13 GZ301ZE」(25万4800円〜)

2in1タイプのゲーミングノート。最上位のZEではCore i9、RTX3050、SSD1TBだ。バッテリーでは最大約6.5時間駆動可能。eGPUの「ROG XG Mobile GC32」も別売で用意。

▲背面はROGブランドらしい派手なデザイン。一部RGBライティングに対応したシースルーの箇所もある

 

■より快適にゲームに没頭したいなら!

Razer
「Kraken V3 PRO」(2万5880円)

音声信号を振動へ変換する機構を備えたワイヤレスヘッドセット。爆音や銃撃音などの臨場感をUPできる。強度は3段階で調整可能だ。

 

PAXTON
「仕事用ゲーミングチェア」(2万9800円)

仕事用をうたいながらゲーミング用という矛盾を孕んだチェア。悪目立ちしないデザインや蒸れを抑える高密度メッシュ構造などに注目。

>> 特集【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

※2022年4月6日発売「GoodsPress」5月号26-29ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/井上晃>

 

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