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新生活に音色を添えよう!今が旬のデジタル楽器10選【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

楽器といえばピアノやギターを思い浮かべる人も少なくないだろう。それらアコースティック楽器と対をなすのがデジタル楽器だ。1つ持っていればさまざまな音源を鳴らすことができる多様なデジタル楽器の魅力を探っていこう。

*  *  *

新しい趣味として楽器を始めてみたいけれど、未経験者にはハードルが高そうだし、家で演奏するとなると騒音が気になる…。そんな人にオススメなのがデジタル楽器だ。

島村楽器新宿店の蒔田さんは「デジタル楽器は、ヘッドフォンをつなげれば騒音を気にせず演奏できますし、スピーカーを調節して適度な音量で空間に音を流すことも可能。シンセサイザーやDJ機器など、一から始められる方は多いですよ」と話す。

では、昔取ったきねづかでアナログ楽器の経験者がデジタル版を演奏した場合、違和感はないのだろうか。

「楽器の種類にもよりますが、たとえばサックスを模したデジタル管楽器『エアロフォン』の場合、本物の構造に準じているため指運びがスムーズ。吹きごたえを調節することでアナログさながらの使用感を再現することもできます」

さまざまな音色を出せるデジタル楽器も続々と登場している。

「鍵盤型のシンセサイザーだけでなく、電卓タイプや管楽器タイプなど、ツールは多様化しています。やろうと思えば電子ドラムでピアノの音を奏でる、なんてこともできちゃいますよ」

ぜひ、気になる1台を見つけて、音遊びを楽しんでみてはいかがだろうか。

島村楽器新宿PePe店 蒔田正人さん
新宿PePe店のデジタル楽器担当。特にエアロフォンはマイスターと認められるほど熟知している。デジタル楽器のみならず、サックスやフルート、ファゴットも演奏できる。

 

 

島村楽器新宿PePe店
東京都新宿区歌舞伎町1-30-1 西武新宿ペペ6F

 

 

 

 

【電子ドラムセット】

1. 音源の多さはまるで叩くシンセサイザー

電子ドラムなので、もちろん音量調節が可能。叩く位置や強さで音が自然に変化して、演奏を忠実に表現します(蒔田さん)

Roland
「TD-50SC-X ※島村楽器限定モデル」(実勢価格:52万1400円前後)

アコースティックドラムと同等サイズのシンバルやスネアを搭載しながら、省スペースで設置可能。ドラムの音はもちろん、民族楽器や効果音などさまざまな音色を奏でられる。演奏感・音質ともに最高峰のモデル。

 

【高音質USBコンデンサーマイク】

2. USBで直接PCに接続できるのが便利

配信、収録、WEB会議、オンライン授業と、今の時代に即した使い方が出来るマイク! 有名配信者も多数使用していますね(蒔田さん)

Blue Microphones
「Yeti X」(2万4860円)

通常のマイクだと、オーディオインターフェースをかませなければならないところ、直接PCにつなげられる手軽さがメリット。ボイスレベルの調整などの操作も手元で簡単に行える。

 

【小型シンセサイザー/サンプラー】

3&4. 懐かしいゲームの“あの音”を再現

ハンディサイズでスピーカー内蔵、電池駆動も可能。他のPocket Operatorシリーズと接続することで、テンポを合わせたり、合奏も楽しめたりします(蒔田さん)

Teenage Engineering
「PO-128 Mega Man」(1万2100円)

Teenage Engineering
「PO-133 Street Fighter」(1万2100円)

ゲームのサウンドを忠実に再現し、気軽に本格的な音楽制作が楽しめる小型シンセサイザー/サンプラー。PO-133には40秒のサンプルメモリと録音マイクも内蔵。

 

【シンセサイザー】

5. 軽量設計で持ち運びも楽々!

電池駆動で場所を選ばず使える軽量モデル。路上ライブなどでもよく使用されています(蒔田さん)

Roland
「JUNO-DS61」(実勢価格:8万5800円前後)

シンプルな操作で高音質な演奏や楽曲制作が可能。スタンダードなピアノサウンドをはじめとする1000を超える音色を搭載し、幅広い演奏を楽しむことができる。

 

【エアロフォン】

6. 入門者も経験者も納得の吹きごこち

スピーカー内蔵タイプでヘッドホン端子も搭載しているので、時間と場所を選ばず気軽に演奏を楽しめます。ニッケル水素電池6本で駆動(蒔田さん)

Roland
「AE-20SC ※島村楽器限定モデル」(実勢価格:10万7800円前後)

サックス、トランペット、弦楽器など290音色以上の楽器音が楽しめるデジタル管楽器は、息を吹けばすぐ鳴るので初心者にも◎。設定次第で吹きごたえを変えることもできるため、管楽器経験者も違和感なく使えるはずだ。

 

【Music Production Center】

7. PCを使わず作曲できるビートメーカー入門機!

往年の名機の高コスパモデルが、コンパクト&モダンなデザインで人気再燃中。星野源のMVに登場したことでも話題になりました(蒔田さん)

AKAI PROFESSIONAL
「Music Production Center-ONE」(実勢価格:8万9800円前後)

「MPC」は、サンプラー、シーケンサー、パッドコントローラーを統合したもの。MPC独自の作法は身につけなければならないが、PCとつなげずとも音楽制作がこれ1台で完結する手軽さが魅力。

 

【ウインドコントローラー】

8. コンパクトで近未来的なフォルムのオーダーメイド楽器

ボディ外装から各種機能までオーダーメイドが可能。設定のバリエーションが超豊富なので、どちらかといえばマニア向けの楽器です(蒔田さん)

Berglund Instruments
「NuRAD Basic Model」(実勢価格:20万9000円前後)

2020年に日本上陸したスウェーデン発の電子管楽器は、職人によるハンドメイド。PCやシンセサイザーなどにつないで使用するタイプで、端子が充実し幅広い音色を出せる。

 

【サンプラー】

9. 効果音出し用として配信者の間で人気

手元で直感的に操作できるため、レスポンスのタイミングやライブ感が重要な動画配信において、効果音を出すツールとしても重宝されています(蒔田さん)

Roland
「SP-404MKII」(実勢価格:4万9500円前後)

アマチュア、プロを問わず世界的な人気を誇るシリーズ最新機種。Lo-Fi HipHopなどの音楽を手中で作り上げられる。USBバスパワー(Type-C)、乾電池、モバイルバッ テリーに対応。

 

【DJコントローラー】

10. 憧れのDJをローコストで始められる

PCとこの「DDJ-400」があれば、誰でも気軽にDJプレイが楽しめます。DJ入門の定番モデル、オススメです!(蒔田さん)

Pioneer DJ
「DDJ-400」(3万3000円)

DJソフトをPCに無料ダウンロードし、付属のUSBケーブルで接続するだけの簡単セッティング! メーカー公式DJスクールの無料オンラインレッスンなど、一から初心者の背中を押してくれるサポートも充実。

>> 特集【週末趣味 ソト遊び&イエ遊び】

※2022年4月6日発売「GoodsPress」5月号34-35ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/清談社 松嶋千春>

 

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