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消費者は5Gにそれほど関心がない?4Gを上回るのは2024年以降との予想

5G通信対応スマホの画像
 
携帯電話キャリアやスマートフォンメーカーが強力にアピールする5G通信ですが、消費者はそれほど関心がないのかもしれません。
 
アメリカで5G通信の契約者が4G通信を上回るのは2024年との予想が発表されました。

4G通信利用者を上回るのに2年かかる5G通信

調査会社のGlobalDataによると、アメリカにおいて5G通信の契約者数が4G通信を上回るのは2024年になるとのことです。
 

 
2022年の予測は4G通信のシェアが70%に対して5G通信は30%であり、2023年でもそれぞれ55%と45%と4G通信の契約者数が依然として過半数を占めるとされています。
 
ただ、通信量の面では2023年時点で4G通信が7,570万テラバイトなのに対し、5G通信は8,080万テラバイトとこれを上回る見込みです。
 
日本については2025年でも5G通信の利用者が過半数を上回らないという予測を野村総合研究所が2019年に発表しています。
 

5G通信普及のキラーアプリがないのが課題

5G通信の普及が遅れている原因としてGlobalDataは、5G通信を必要とするキラーアプリがないことが原因としています。
 
現状は携帯電話キャリアやスマートフォンメーカーは高速・低遅延という5G通信の特徴をアピールしていますが、消費者はそれだけでは5G通信に対して熱狂的になれないとのことです。
 
ただ、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、メタバースなど、5G通信の成熟とともに今後は多くのユースケースが生まれるとGlobalDataは予測しています。
 
また、現状販売されている多くのスマートフォンは5G通信に対応していますが、低価格端末を中心にSub6と呼ばれる低速な周波数帯のみの対応となっており、高速なミリ波通信には対応していません。
 
安価なデバイスへのミリ波通信の普及にはまだ時間がかかるとのことです。

 
 
Source: GlobalData, 野村総合研究所 via Android Central
(ハウザー)

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