Appleが、2020年のiPhone12シリーズ以降、iPhoneに電源アダプタを同梱していない件について、ブラジル・ゴイアニアの裁判所が同社に対し、購入者1人あたり5,000ブラジル・レアル(約13万8,000円)の賠償金を支払うべきとの判決を下しました。現地メディアTecmundoが報じています。
2021年には2億円超の罰金
ブラジル政府はAppleが電源アダプタの同梱を取りやめた当初から、非同梱は同国の消費者保護法に違反すると批判してきました。
同政府は2021年3月にAppleに対し、2億円超(報道時の為替相場による)の罰金を課しています。
Appleは電源アダプタを同梱しない方針について、多くのiPhoneユーザーがすでに電源アダプタを所有していること、そして環境負荷の低減を理由に挙げています。
フランスではEarPods同梱が続いていたが…
なおフランスでは、携帯電話使用による高周波ばく露から14歳未満の子供を守る目的で、携帯電話には「ハンズフリーキット」を提供することが法律で義務付けられていたため、世界で唯一、フランスで販売されるiPhoneにだけは、EarPodsの同梱が継続されていました。Appleは電源アダプタと同時にEarPodsの同梱もやめています。
しかしそのフランスでも法律が変更され、iPhone13シリーズからは他国と同様に、EarPodsが同梱されなくなっています。
Source:Tecmundo via MacRumors
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-451010/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania