米国では広く普及している営業力強化メソッド“セールスイネーブルメント”。導入することで、営業成約率などの向上が期待できるといいます。しかし、日本における認知度は高くないようです。
そんななか、株式会社ナレッジワークは、セールスイネーブルメントを提供するクラウドサービス「ナレッジワーク」を正式リリース。あわせて、10億円の資金調達を実施し、社外取締役・非常勤監査役を迎えたことを発表しました。
「ナレッジワーク」基本プランでできること
「ナレッジワーク」の基本プランでは、ナレッジ領域に対応した機能を提供。営業資料や社内ノウハウをスピーディに検索したり、顧客に資料や動画を共有して閲覧状況をトラッキングしたりできます。
また、Google Drive・DropboxなどのファイルストレージやSlack・Chatworkといったチャットツール、Googleカレンダー、Salesforceとの連携も可能です。
このほか、営業プロセス設計や同サービスの運用サポートなどを行うセールスイネーブルメント導入支援、ユーザー管理機能なども基本プランに含まれます。
オプションプランでさらに支援
オプションプランでは、ラーニング領域とワーク領域に対応した機能を提供。
ラーニング領域では、ナレッジをもとに営業向け学習プログラムを作成したり、学習コースごとにテスト受講やレポート提出などの理解度チェックを提供したりと、営業担当者のスキルアップに貢献します。また、ユーザーの受講状況も確認可能です。
ワーク領域では、アポイント確認を効率化したり、商談時にアポイントの議事録をメモとして記載したりできる機能を提供。商談準備から商談中に必要な業務をサポートします。
10億円調達、社外取締役・非常勤監査役に3名就任
また同社は、「ナレッジワーク」正式リリースにあわせ、第三者割当増資により10億円を調達したことを発表。引受先は、リード投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズおよびDNX Venturesに加え、ANRI、XTech Venturesです。
さらに、社外取締役としてグロービス・キャピタル・パートナーズの今野穣氏とDNX Venturesの倉林陽氏、非常勤監査役として元メルカリ執行役員の掛川紗矢香氏を迎えました。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/177466
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口