Samsungは2021年に発表したEco2 OLEDの増産を進めており、2023年にはさらに多くのスマートフォンが同OLEDを搭載するようになると、ディスプレイ業界の専門家がTwitterに投稿しました。
透過率は33%向上、消費電力は25%削減
Samsungは現在、折りたたみスマートフォンGalaxy Z Fold3に、従来の有機EL(OLED)ディスプレイと比較して、透過率を33%向上させると同時に、消費電力を最大25%削減可能なEco2 OLEDを搭載しています。
従来のOLEDでは、日光の反射を抑えるための偏光板が、OLEDとカバーガラス(Samsung UTG)の間に挟まれています。
しかしEco2 OLEDでは、偏光板と同じ役割を果たす画素構造となっているため、偏光板を必要としません。偏光板がない分、光の透過率が向上し、同時に消費電力の削減も実現します。またディスプレイの薄型化も可能になります。
Flip4にもEco2 OLEDが搭載される?
ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏は、Eco2 OLEDが次期モデルであるGalaxy Z Flip4にも採用されれば、製品の薄型化と同時に、バッテリー駆動時間の延長につながると述べています。
また同氏によると、Samsungは現在、Eco2 OLEDの生産枚数を増やすために生産能力の拡大に取り組んでいるとのことです。
Samsung is boosting capacity for Eco2, so we expect to see it on even more foldable models in 2023.
— Ross Young (@DSCCRoss) April 21, 2022
Galaxy Z Fold4には、Fold3と同様にEco2 OLEDが搭載されるでしょう。また生産枚数が増えれば、Galaxy Z Flip4にも搭載される可能性が高まります。
Source:Ross Young/Twitter
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania