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未来の収益をいま現金化。“RBF”活用の資金調達PF「Yoii Fuel」正式版ローンチ

株式会社Yoiiは、新たな資金調達手段“レベニュー・ベースド・ファイナンス(以下、RBF)”を提供する未来査定型資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」の正式版をローンチしました。

株式でも借入でもない資金調達手段“RBF”

RBFは、従来の株式や借入による資金調達とは一線を画す、注目の資金調達方法。主にSaaSやD2C企業が利用しやすい調達手段です。

RBFでは、過去の財務データから将来の売上を予測し、将来発生する売上の一部を現金化。言ってみれば、未来の収益を前借りするような感じでしょう。

この方法のメリットとしては、株式の希薄化が起こらないこと、個人保証・担保が不要なこと、迅速な資金調達が可能なことなどが挙げられます。ただし、売上が積み上がっていない場合など、期待した資金調達ができないこともあるようです。

RBFで調達した企業は毎月支払いを行いますが、その方法は2種類。業績に関わらず一定金額を支払う「Flat fee(定額型)」と業績に応じて支払額が変動する「Variable collection(変動受取型)」があります。

資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」

このRBFでの資金調達を支援するのが、「Yoii Fuel」。独自のアルゴリズムを活用し、過去の財務データから将来の売上を予測することでスピーディーな資金調達をサポートします。

freee会計およびStripeとAPI連携し、調達に必要なデータを簡単に準備できるのも特徴。最短6営業日以内に資金調達を完了できるといいます。

また、資金調達後は資金運用面を管理するダッシュボードの提供でバックアップ。ECカート・決済・会計ソフトとのAPI接続により経営に必要な指標(MRR・Churn・ARPU)を自動で可視化し、ビジネス状況の把握をサポートします。

簡単なフローと柔軟な資金調達

ユーザー企業は、売上データ・財務データをアップロードし、トレード画面から資金調達をリクエスト。審査完了後に正式な調達金額と手数料が提示され、契約が完了した時点で送金というオンライン完結のフローです。

事業に必要な分だけの資金を調達する柔軟な資金調達で、費用の無駄を省けるのも魅力でしょう。また、調達限度額の範囲内であれば何回でも利用可能です。なお、支払い方法は「Flat fee」を採用しています。

ちなみに、21年4月にリリースしたクローズドβ版は、SaaSやD2Cをはじめとするスタートアップ数十社に利用されたようです。

PR TIMES
「Yoii Fuel」サービスサイト
株式会社Yoii(5分でわかる「レベニュー・ベースド・ファイナンス」」

(文・Higuchi)

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