ベルモント「TOKOBI」は、携帯性・タフさ・拡張性を兼ね備えた焚き火台としてキャンパーの間で一気に支持が高まった焚き火台です。
けれども「TOKOBI」と同じように、「長い薪をそのまま使え、組み立て・後片付けが楽ちん、さらに調理もしやすい軽量コンパクトな焚き火台」をうたい文句とする焚き火台って結構多くないですか? ほかの焚き火台とはどんなところが違うのでしょうか。
■素の「TOKOBI」はコスパ良好
メッシュの火床をフレームに引っかけるだけで完成する「TOKOBI」(1万4960円)は重量2.2kg。耐荷重は最大21kgと、ダッチオーブン料理にも対応するタフな焚き火台でこの軽さは大きな魅力です。しかも長さ40cmの薪を切らずにそのまま載せられます。素の「TOKOBI」は焚き火を楽しみたい人向きと言えるでしょう。
そして「TOKOBIスタンダードセレクション」(2万350円)。「TOKOBIステンレス網」(1870円)、「TOKOBIステンレス網(L)」(2310円)、そして脇から灰が落ちるのを防ぐ「TOKOBIサイドカバー2個セット」(3025円)が付属したお得なセットです。
「TOKOBI」は二段のワイヤーシェルフを備えており、ここに付属の五徳兼焼き網を載せるわけで、火加減の強弱がとっても簡単。写真のように2段別々にしておけば、スライドさせて薪を補充できます。もちろん同じ高さに並べて広く使ってもOK。焚き火料理好きはここからスタート!
さらに「TOKOBI アイアンプレート(側板付き)」(7150円)が付属した「TOKOBI フルセット」(2万7280円)もあります。
「TOKOBI アイアンプレート(側板付き)」は、ワイヤーシェルフに載せて鉄板料理を楽しむ、側板に取り付けてピザやグラタンを作るという2way仕様。側板が横風を防ぎ、効率よくオーブン料理ができます。より多彩な焚き火料理を楽しみたい人、そしてダッチオーブン代わりに使いたい人向きのセットです。
「TOKOBI」と似たコンセプトの新作焚き火台は2万円、3万円は当たり前。4〜5万円するものも珍しくなく、なかなかコスパの良さが光ります。
■新作オプションで二次燃焼を楽しめるように!
さて、いよいよ2022年度の新作です。
「TOKOBIチムニースクリーン」(1万7600円)は側面2面が二重壁になっていて、二次燃焼を楽しめるというもの。
「TOKOBI」のワイヤーシェルフを取り外してかぶせ、その後にワイヤーシェルフをさします。
気をつけたいのが「TOKOBIチムニースクリーン」は「TOKOBI アイアンプレート(側板付き)」と併用して使うオプションだということ。単独ではただ横風を防ぐだけですが、側板とアイアンプレートによって効率よく煙突効果を得られるんです。
焚き火台があたたまると徐々に煙突効果が発揮され、上部の穴から熱風が吹き出ます。「ソロストーブ」とは違って隙間があるため、常時ガスが出ている様子が見られるわけではありませんが、確実に煙が少なくなるし、炎に勢いが生まれます。
なくても焚き火を楽しめますが、最後まで薪を燃やし尽くしたい人、勢いのある炎を見たい“二次燃焼好き”のために生まれた待望のオプションです。
サイドが開くトートバッグでおなじみのスプーンフルとベルモントのコラボ「焚き火トート」は、焚き火アイテムを持ち運んだあと、付属のペグとポールを使って風防幕として活用できるマルチに活躍するトートです。
そして「焚き火プロテクトシート」は昨夏登場の焚き火シートで、グラスファイバーにアルミニウムを蒸着することで熱を放射。圧倒的に地面に熱が伝わりにくくなるシートです。
これらを加えると、一気に今どきっぽいスタイルになりました。
オプション類はすべて「焚き火トート」に収まります。フロントポケットはサイドカバーや側板がぴったり入るサイズ。ほかのトートバッグを使ってもいいんですが、このぴったり入る感じが、この上なく気持ちいい。
* * *
豊富なオプションを誇る「TOKOBI」ですが、全部を手に入れる必要はありません。自分に必要なものだけを選び、自分が使いやすいようにする“プチカスタム”こそが「TOKOBI」を持つ喜びでしょう。
>> ベルモント
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/445919/
- Source:&GP
- Author:&GP