半導体分析企業のTechInsightsが、ソニー Xperia 5 Ⅲのペリスコープレンズの構造と動作原理を解説しています。
Galaxyの切替式望遠カメラよりも高速に動作すると指摘
ペリスコープレンズを用いた望遠カメラは、iPhone15 Proに搭載され、光学5倍ズームが実現すると噂されています。
Xperia 5 Ⅲは望遠カメラにペリスコープレンズを搭載、焦点距離は70ミリ(光学3倍ズーム)と105ミリ(光学4.4倍ズーム)に対応します。
Xperia 5 Ⅲの光学ズームは、ペリスコープレンズ内のレンズ位置を2段階に切り替えることで行うため、Galaxy S21 Ultraのように2つの望遠カメラを搭載し、それらを切り替えて倍率を変更するよりも高速に動作するとTechInsightsは説明しています。
Xperia 5 Ⅲのメインカメラのレンズには、ツァイスのT*コーティングが施されています。
ペリスコープレンズは3群7枚構成
Xperia 5 Ⅲのペリスコープレンズは3つの部位(barrel 1〜barrel 3)で構成されており、barrel 1には3枚の固定レンズ、barrel 2には倍率変更用の2枚のレンズ、barrel 3にも2枚のレンズが搭載されています。
barrel 2は、barrel 1とbarrel 3の間をアクチュエーター駆動によって移動し、倍率を変更します。
barrel 3は、barrel 2とは別のアクチュエーターで駆動され、焦点をあわせるための微調整とプリズムの調整、光学式手ブレ補正が行われます。
Source:TechInsights
Photo:TeknoDiot
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-451336/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania