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AIによる顔認証決済、自動値下げを実現! 福岡にオープンしたスマートストアが気になる

全国271店舗を展開する小売企業、株式会社トライアルホールディングスの傘下である株式会社トライアルカンパニー(以下、トライアル)は、最先端のIT技術を導入した次世代型スマートストア「トライアルGO脇田店 in みやわかの郷(以下、トライアルGO脇田店)」を4月20日(水)にオープンしました。

なお、今回の取り組みは、福岡県宮若市との官民連携協定による共同事業の一環。宮若市が施設を保有し、トライアルは連携協定により運営権を保有しています。

無人店舗運営に向けて省人化を推進

トライアルGO脇田店は、IoT機器やAI技術を導入し「新しい購買体験の提供」「効率的な運営」を可能にする店舗です。

今回、トライアルはAIカメラによる「24時間顔認証決済」を導入。セルフレジが可能で、なおかつ酒販売時の年齢確認が不要になるといいます。

そのほか、カメラとAIによる「自動値下げ」を実現。寿司・惣菜・弁当売場の売場カメラと電子棚札が連動し、値下げを自動化します。手作業で値引きする手間がなくなり、省人化を後押しできるでしょう。

スマートショッピングカートも導入

トライアルGO脇田店では、スマートショッピングカートを40台導入しています。

スマートショッピングカートは、3月8日(火)にスーパーセンタートライアル田川店にて本格導入した、「スキャン漏れ防止機能」を搭載。

顧客がスキャンし忘れた商品がカートのカゴに入れられると自動検知し、カート上のタブレットにアラートを表示する仕組みとなっています。買い物中のスキャンの「うっかり忘れ」防止のほか、「万引き」の防止にもつながるとのこと。

そのほか、スマートショッピングカートは顧客の属性や購買履歴などのデータを活用して、1人ひとりに最適な商品をAIが選択し、タブレット上でおすすめする機能を搭載。

商品選びの効率化や、買い忘れの防止が期待できるでしょう。

農園レストラン「グロッサリア」を同日オープン

トライアルは宮若市と官民連携協定を結び、さまざまな街づくりを進めています。

今回のトライアルGO脇田店のオープンに加えて、宮若の農産物や地域の魅力を再構築する農業観光振興センター「みやわかの郷」を4月20日(水)にオープンします。

また、“遠くからでもわざわざ足を運びたくなる”をコンセプトに、3つのレストランが営業する農園レストラン「グロッサリア」を同日に開店する予定です。

同社は「今後も宮若市の共同事業の一環として様々な事業に取り組んで参ります」と語っています。

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(文・Haruka Isobe)

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