エミレーツ航空は、顧客および従業員の体験向上を目指し、メタバースおよびNFTプロジェクトを始動しました。
また、同プロジェクトの開発を含む技術革新の中心地として、ドバイ国際博覧会(以下、ドバイ万博)跡地にあるエミレーツ館を再利用することも明らかにしています。
メタバース体験とNFTで収益向上・事業効率化を
同プロジェクトは、業界有数の顧客体験を最新デジタル空間で展開すべく発足。数千万ドルを投じて、メタバースにおけるブランド体験の構築計画および収集型・機能型NFTの発行を実現します。
すでに初期プロジェクトを進めており、数ヶ月以内に提供を開始する見込みです。
エミレーツ航空は、このプロジェクトを通じ、収益向上・ブランド体験改善・事業効率化につながる先進技術を用いた製品・サービスの開発を推進するといいます。
エミレーツ館を技術革新の中心地に
そんなエミレーツ館を、同プロジェクトに関わる開発とWeb3など技術革新の中心地として活用するといいます。これは、デジタル経済や仮想資産、人工知能など最新技術の取り組みに注力するドバイおよびUAEの姿勢に沿った取り組みと言えるでしょう。
エミレーツ航空のVRサービス
エミレーツ航空は、2018年にデジタルプラットフォームにWebVRを導入し、航空会社としていち早く没入型体験を提供。3Dシートマップからの座席予約やチェックイン前の座席確認などが可能です。
なお、このVRサービスは、「Emirates Oculus VR」のほか同社ホームページおよびEmiratesアプリでも体験できます。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/177718
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口