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クルマとつなげても単体でも使えるogawaの「カーサイドロッジ」で快適空間を作ろう!

このところカーサイドテントの勢いが増しています。

これまではあと一歩主役になりきれなかったカーサイドテントですが、車中泊が注目されるようになり、いろいろなブランドが参入してきているんです。

そんなカーサイドテントの潮流を語るうえで欠かすことができないのがogawa。ご存じの通り、ogawaは日本が誇る超老舗テントブランドです。

その長い歴史の中でカーサイドテントが登場したのは約20年前。1990年代のオートキャンプブームが一段落したころのことで、当時は他社でもいくつかカーサイドテントが販売されていたのですがいつの間にか廃盤になっていきました。ところがogawaは粘りに粘って現在まで販売を継続。2022年はなんと2モデルの新作が発売されたんです!

そのうちのひとつが「カーサイドロッジ」(8万5800円)。

ogawaらしいロッジ型で、四方から出入りOK、単体利用もできるオンリーワンなカーサイドテントなんです。

 

■ロッジ型らしい構成

▲収納サイズは82×28×40cm。幕とライナーシート、スチールフレーム、ペグ、ハンマー、吸盤、張り綱など全部含めた総重量は18.25kg

カーサイドテントは一般的にファミリーテントよりも軽量だと言われていますが、「カーサイドロッジ」は幕とフレームだけでも15.6kg。お世辞にもライトで軽快とは言えません。

けれどもクルマのそばで使うカーサイドだからこそ、ロッジ型は理にかなっているんです。

スチールポールは直線的なので、長さと太さの違いが一目瞭然だし、狭いスペースで組み立てられるんですね。それに屋根を作って脚を伸ばすだけなのも簡単。

脚を折った状態で幕をかけ、ひさしのポールを取り付けます。背の高い部分を全部セットできたことを確認してから脚を片側から順番に伸ばせば、後から慌てることがありません。

▲310×230×H208cm

クルマを寄せて吸盤で接続したら、バランスよく張り綱とペグで仕上げるだけ。風がなければひとりでも設営できます。

ちなみに、車高170〜200cmのクルマに対応。背の低いステーションワゴンでは隙間が生まれることを覚えておきましょう。

 

■オーナーロッジとどちらにする?

同社「オーナーロッジ タイプ52R」が310×260×H210cmなので、「カーサイドロッジ」はほぼ同じサイズ感。接続したクルマのサイドドアを閉めていると異素材ゆえに圧迫感を感じますが、開けっぱなしにすることで物理的にも心理的にもゆとりが生まれます。

それに左右のパネルは全面メッシュにしても張り出してもOK。4面フルメッシュにすればかなり開放的だし、広いキャンプサイトなら両側パネルを張り出してタープなしで過ごしてもいいんです。

そして「オーナーロッジ タイプ52R」との決定的な違いがクルマとの接続部分。雨の日でも濡れることなく行き来できます。

クルマの種類によっては接続のフラップがたるんでしまいます。このたるみを解消するためのバックルを搭載しているのがogawa品質。

同社のカーサイドシリーズは単独使用できませんでしたが、「カーサイドロッジ」は車両側にもメッシュ付きドアパネルがついていて、ロッジ型テントみたいに単独で使えるようになりました。全閉すればタイヤの間からの隙間風も気になりません。

道具を入れてフルクローズできるので、設営後でも気軽に温泉や買い物に出かけられます。これがとっても便利。ライナーシートも付属されていて、よりテントらしくなっているとわかります。

*  *  *

「カーサイドロッジ」は、居住スペースの大きさがほぼ同じ「オーナーロッジ タイプ52R」の格子窓を継承していてエレガントなルックスを誇ります。

しかも「タイプ52R」よりも約1.5万円低く、重量は1kgほど軽量。単独利用のときは接続フラップがひらひらしてちょっとかっこ悪いのですが、カーサイドでも単独でも使えるのはやっぱりオトクだし、クルマときれいに接続できるのは気持ちいい。いつかはロッジ…と考えている人は「カーサイドロッジ」を選択肢のひとつとしてもいいかもしれません。

>> キャンパルジャパン

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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