荷物が重い…。
最近はコロナ前の生活に戻ってきたため、以前のように外回りが増加。持ち運ぶ物が増えたこともあって、とにかく荷物が重い。測ってみると…なんと6kg弱。肩こりもひどい訳だ…。
とはいえ荷物を減らすのも難しい。半ば諦めかけていた時に見つけたのが、「PORTER SENSES(ポーター センシズ)」のバックパック(6万2480円)の
“重さによってかかる圧力を分散し、疲れやストレスを和らげます。”
という一文。
よくよく調べてみると、“SENSES”シリーズはハーネスに内臓されているαGEL(アルファゲル)によって圧力を分散し負担を軽減してくれるとのこと。αGELといえばスニーカーでも使われている衝撃吸収に優れたゲル状素材。気になる。
さらにこの“POTER SENSES”シリーズ、五感を刺激することでポジティブなマインドにしてくれるというのです。
これはぜひ体験してみたい! ということで「センシズ」のバックパックを借りて使わせてもらいました。
■なで肩でもずれない安定感
お試し初日は、展示会回りやリサーチで荷物の多い日。だから背負い心地を確認するにはぴったりです。
背負ってみてまず感じたのは、背負い心地が抜群にいいこと。そして、チェストストラップがなくても肩から滑り落ちない。
実はなで肩&巻き肩なので、長時間バックパックを背負う時はチェストストラップをしないとハーネスが肩から落ちてしまうんです。でも「ポーター センシズ」のバックパックはまったく問題なし。しかもハーネスが肩に食い込まないので、ストレスが少ない!
ハーネスの内側を見てください。背負った時に圧力のかかりやすい外側にαGELが付けられています。αGELは、ビルの6階に相当する地上18mから落とした生卵を、厚さわずか2cmのシートで割らずに受け止められる衝撃吸収性に優れた素材です。そんなαGELが圧力を分散してくれるおかげで、ショルダーハーネスが肩に食い込まない。いつもなら外回りをした日は肩と腰がバキバキになるんですが、この日は普通に歩き疲れたぐらいで済んだのには驚かされました。
打ち合わせもあった別の日は、ジャケットのセットアップスタイル。
フラップと外付けポケットのあるカジュアルなデザインですが、深くマットなブラックのカラーリングと光沢感のあるナイロン素材は、ビジネスシーンにも合わせやすい上品さもあります。オンオフどちらでも使いやすいのも魅力です。
ただ、この日は20℃を超える暑さ。ジャケットだと暑い…。そんな時はバッグの底面の“スリングバインダー”が活躍してくれます。洋服や身の回りのものを簡易的に固定して持ち運べるので、脱いだジャケットで片手が塞がることなく快適に移動。
バックルを起こしてストラップを引っ張るだけで、緩めたり締めたりできるので、慣れてきたら背負ったままでも引っ掛けられます。
しかもストラップには金具が付いているので、使っていない時にだらっと垂れてだらしなくなることもなし。細かいところまでユーザー目線の配慮がされているところはさすがです。
そしてバッグ本体に馴染むマットブラックの“匂い袋”が付属しています。
ふとした時に“白檀(サンダルウッド)”を主成分とした天然由来の香りをふわっと感じ、なんだか安らぎます。
■抜群の収納力とストレス軽減の工夫が詰まったディテール
メイン収納部にフラップのポケット、サイドポケット、フロントポケットと収納力にも優れた「ポーター センシズ」のバックパックですが、背負い心地や香りだけでなく、荷物の出し入れにもストレス軽減の工夫が施されています。
一番の特徴はなんといっても両側サイドポケットの“クイックプル”。紐に指を引っ掛けて引っ張るだけでポケットを開けられます。この“クイックプル”、電車内で前抱えしている時にすごくありがたさを感じました。
また、サイドポケットには“ブラックホール”のような魔法のポケットが採用されています。
内側にタックを取ることで外側に膨らまないようにするポーター独自の設計で、これによりペットボトルなどを入れても膨らまず、バッグのフォルムが崩れないようになっています。スタイリッシュさがキープされるのは、ビジネスシーンでは助かりますね。
また、個人的に重宝したのがサイドファスナーです。フラップを開けることなくメイン収納部に直接アクセスできるので、スムーズにPCの出し入れができるのはうれしいポイント。PCスペースは上からでも横からでも出し入れできるようになっています。
メイン収納部はPCスペース以外にはポケットのないシンプル設計。開口部は巾着状になっていて開けるため、荷物の出し入れもしやすい! 1泊2日の旅行や出張などでも使いやすそう。
フラップ部分のポケットは財布にイヤホン、名刺入れ、スマホを入れても余裕の大きさ。出し入れが頻繁でサッとすぐに取り出したいものを入れておくスペースとして重宝します。
フロントポケットにはメガネケースやペンケースなどの長めの小物を入れるスペースとして使っていました。ふたつあるので、アイテムごとに分けて収納できるのが地味にいい。
背負った時の右側サイドポケットにはファスナー付きの小ポケットが付いています。マチ幅のない薄いポケットで、モバイルバッテリー入れとして重宝していました。
* * *
普段使っているのは、背負い心地に定評のあるアウトドアブランドのバックパックなんですが、「ポーター センシズ バックパック」は同じ荷物を入れても軽く背負える感じがしました。チェストストラップやウエストハーネスがないことを感じさせない安定感は、ちょっと他にはない快適さです。αGELという機能性素材をバッグのハーネスに採用するところに、実用性を伴ったポーターらしい革新さを感じます。
“五感を刺激し、ポジティブな気持ちになれるバッグ”というコンセプト通りに、さまざまな工夫が詰まったバックパック。近頃はネットでポチってしまうことも多いですが、このストレスフリーさ、ぜひ一度店頭で体験してみてはいかがでしょうか?
>> ポーター
<取材・文/宇田川雄一>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/448030/
- Source:&GP
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