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幅広い世代から人気のガンプラは、現在、実にさまざまなグレードやスケールの新商品が続々と登場している。最新キットは作りやすさや色分けはもちろん、可動範囲が広くて完成後の満足度はひとしおだ。1/100と1/144それぞれのスケールにおける注目アイテムを紹介。各特徴をふまえて自分好みのキットを探してほしい。
■完成時のサイズ感と緻密なディテールに大満足!1/100スケール
1/100スケールのガンプラは全高約18cm。やや大きめで、作りがいのあるサイズ感だ。パーツが大きめなので、老眼が気になる40〜50代でも安心して組める点も見逃せない。
最近では精巧な内部フレームとベストプロポーションを特徴とするMG(マスターグレード)シリーズの派生ブランドとして、MGEX(マスターグレードエクストリーム)が登場。“MSの究極表現”をコンセプトに、新たなガンプラを提案している。プラスチック以外の異素材も組み合わせた、装甲の新しい表現も見どころだ。
一方のFULL MECHANICSシリーズでは、同じ1/100スケールでもより組み立てやすく設計されている。MGよりパーツ数が少なめ。ライトユーザーでも気軽に楽しめるキットなのだ。しかもパーツ表面の造形は緻密。本物のメカを感じさせるアレンジも効いていて、完成時の満足度も高い。
■5種類(6パターン)の金属表現で重厚感たっぷり!
BANDAI SPIRITS
「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」(価格未定)
ガンプラ史上最高峰の“金属表現”をテーマに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の人気MSを完全新規造形でキット化した。MGらしい可動ギミックや、外観、内部構造に加えて、ストライクフリーダムガンダムならではのゴールドフレームの再現を追求。フルバーストモード形態に見せる黄金のフレームが美しい。発売日などの詳細は春に発表予定。
■表面の微細なメカ造形と完全変形機構が胸アツ!
BANDAI SPIRITS
「FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム」(5500円)
『機動戦士ガンダムSEED』に登場した可変MSのガンプラ。いわゆる強化人間のクロト・ブエルの搭乗機で、キラ・ヤマトのフリーダムガンダムなどと戦ったMS。1/100スケールでは初キット化で、MSからMAへの変形を実現。各種武装も付属する。5月発売予定。
■ポージングも決まる!コレクションしやすい1/144スケール
ガンプラといえば、約12cmの1/144スケールがスタンダードなサイズだ。
中でもRG(リアルグレード)ブランドの緻密なパーツ構成で、MSの設定をリアリティたっぷりの1/144として凝縮。最近のキットは完成済みパーツの「アドヴァンスドMSジョイント」が少なめで、MGのような内部フレームも採用している。サイズは小さくても作り応えは満点だ。作業空間の広さを問わず、ガンプラづくりをじっくりと味わいたい人におすすめしたい。
同スケールのENTRY GRADEは、極限までパーツ数を絞った作りやすさが特徴。手慣れたモデラーなら30分ほどで組み立てられる反面、HGに劣らないプロポーションや可動範囲の広さも兼ね備える。“ENTRY(入門用)”ながらも、実はガンプラの最新技術が凝縮されているといっても過言ではない。初心者のみならず、すべてのガンプラファンに組み立ててほしいキットだ。
■可動範囲の広さは驚異的!劇中のさまざまな姿勢が取れる
BANDAI SPIRITS
「RG 1/144 ゴッドガンダム」(3850円)
数あるガンダム作品の中でも意欲作であり、今なお人気が高い『新機動武闘伝Gガンダム』の主役機であるゴッドガンダムを、リアリティあふれるRGとして立体化。実機考証として人体構造を取り入れることで、RG史上最大級の可動性能を実現した。武器としてはビームサーベル的なゴッドスラッシュが付属する。8月発売予定。
■ENTRYというシリーズながら可動範囲とルックスは伊達じゃない!
BANDAI SPIRITS
「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」(1100円)
アムロ・レイとシャア・アズナブルの最終決戦を描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より、アムロ専用機「νガンダム」をENTRY GRADEモデルとしてキット化。ニッパーなしでもパーツが外せるタッチゲート仕様で、初心者でも簡単に作れる。武器はビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベル(柄部分)が付属。
■新しい映像作品に連動したガンダム&ザクのHG版がリリース予定
BANDAI SPIRITS
「HG 1/144 ドアン専用ザク」(2200円)
「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(ククルス・ドアンの島版)」(2530円)
2022年6月3日公開予定の新作映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場するザクとガンダムを「プレミアムバンダイ ホビーオンラインショップ」で商品化! 映画はTVシリーズ第15話のリメイクで、安彦良和監督作品として話題。ククルス・ドアンのザクといえば、通常のザクと異なる細い顔がファンに知られるところ。それらの特徴が劇場版では機体の補修・改修の仕様として公式設定になった。発売日などの詳細は不明。
※2022年4月6日発売「GoodsPress」5月号78-79ページの記事をもとに構成しています
(C)創通・サンライズ
<取材・文/桑木貴章>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/448097/
- Source:&GP
- Author:&GP