Immersive Museum実行委員会は、モネやルノワールら“印象派”の名画を映像化し、作品世界に没入できる体験型ミュージアム「Immersive Museum」を7月8日(金)~10月29日(土)の期間、日本橋三井ホールにて開催します。
巨大空間に絵画の世界を再現
同展は、単なる“絵画の映像化”ではありません。ポイントは、瞬間の光をとらえた印象派絵画に“時間”を与え、鑑賞者との距離や大きさという“スケール”を変え、編集や音楽の“文脈”を加える展示手法。
これにより、“視点の転換”を生み出し、鑑賞者は画家自身になったかのような体験ができるといいます。
多様な手法で鑑賞体験をアップデート
同展では、早稲田大学 文学学術院 坂上桂子教授監修のもと、モネをはじめとする印象派8名の作品約70点を展示。19世紀フランスで絵画の世界に大きな革新をもたらした作品群を8つのシーンにわけ、各シーンにテーマを設けて多様な手法でその世界観を再現します。
たとえば、モネが見たであろうル・アーヴル港をCGで再現して絵画と融合させる「印象、日の出」や、同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群をつなげて時間の移ろいを演出する「モネの連作」などがあるようです。
鑑賞者の目線などに応じて動くデジタルアートも
また、先述の没入映像体験のあとに別空間で体験できるインタラクティブ展示エリアも開設。「呼吸する絵」をテーマとしたこのエリアには、ルノワールの『少女イレーヌ』と『猫と眠る少女』、カイユボットの『ボート漕ぎ』がデジタルアートで展示されます。
それぞれの作品の前に立つと、絵画が鑑賞者の目線や動作などを検知。その動きに応じて絵画のなかに描かれた人物や風景がまるで意思をもっているかのように動き出し、絵画の息づかいを感じられるといいます。
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「Immersive Museum」公式サイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/177677
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口