Apple最大のサプライヤーであるFoxconnが、中国・鄭州工場での新規従業員採用を当面凍結することが判明しました。
5月10日まで鄭州市全体がロックダウン
今回の新規採用凍結は、新型コロナウイルス蔓延で、鄭州市全体が5月4日から5月10日までロックダウン(外出規制)されることが決定したためとのことです。
中国メディアSouth China Morning Postによると、鄭州市内で新たに14人の感染者(うち10人は無症状)が見つかったため、鄭州市は市全体の外出規制に踏み切った模様です。5月10日までの期間中、市内にある企業の従業員および学校の生徒らは全員自宅待機となり、本当に必要な場合を除いては外出を控えることが求められます。
これに伴いFoxconnは3日、当面の間、工場の組立ラインの新規従業員採用を凍結しました。人材派遣会社の複数の従業員によるソーシャルメディアへの投稿で、凍結の事実が明らかになった模様です。
ロックダウン直前に人員募集を開始
台湾メディアEconomic Daily Newsによれば、Foxconnは採用凍結を発表する直前、iPhone14シリーズの量産開始と、13シリーズの増産に向けた人員募集を開始したばかりでした。採用にあたり、90日間勤務した場合の賃金をこれまでの6,500元(約12万7,000円)から8,500元(約16万6,000円)へと値上げしています。
South China Morning Postによれば、Foxconnの鄭州空港経済区内の工場では、世界全体のiPhone生産の60%から80%を担っています。
Foxconnは現時点では鄭州工場の生産体制に問題はないとしていますが、今回の採用凍結がどのような影響を及ぼすかは不透明です。
Source:South China Morning Post via MacRumors
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-453456/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania