iPhone4sをiOS9にアップデートしたら動作が遅くなった、としてアメリカのユーザーがAppleを相手取って起こしていた集団訴訟で、Appleはユーザー1人あたり15ドル(約1,900円)を支払うことで合意しました。
2015年12月に起こされた集団訴訟
iPhone4sをiOS9にアップデートしたところ、iPhoneの動作が遅くなり、アプリが頻繁にクラッシュするようになり損害を被ったとして、米ニューヨーク州とニュージャージー州のユーザーの代表がAppleを相手取った集団訴訟を2015年12月に起こしていました。
iPhone4s(2011年発売)は、iOS9(2015年公開)がサポートする最も古いモデルです。原告団は、AppleはiOS9をインストールすることで、iPhone4sでも動作がスムーズになると誤解させる宣伝を行ったために損害が生じたと主張し、500万ドル(現在のレートで約6億5,000万円)の支払いを要求していました。
Appleは総額26億円を支払い
Appleは、iOS9をインストールして動作が遅くなったニューヨーク州とニュージャージー州のiPhone4sユーザーに対して、ユーザー1人あたり15ドル、総額2,000万ドル(約26億円)を支払うことで合意し、6年以上にわたる集団訴訟が決着しました。
条件に該当し、15ドルの支払いを希望するユーザーは、これから開設されるWebサイトで、氏名やメールアドレス、iPhone4sのシリアルナンバー(わかる場合)、住所などの情報を入力する必要があります。
iOS15はiPhone6s、iPhone SE(第1世代)までサポート
近年、iOSはサポート対象期間が長期化しており、現時点で最新バージョンのiOS15は、2015年発売のiPhone6s、2016年3月発売のiPhone SE(第1世代)以降のモデルをサポートしています。
6月の世界開発者会議(WWDC22)での発表が見込まれる次期バージョンiOS16では、iPhone6sとiPhone SE(第1世代)がサポート対象外になるのではないか、と予測されています。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-453626/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania