Appleが先週開始したばかりの「セルフサービス・リペア・プログラム」を、米メディアMacRumorsが実際に試してみたようです。AppleやAppleの正規サービスプロバイダに修理を依頼するのと比べて、どのような体験だったのでしょうか?
iPhone12 miniのバッテリー交換
実際にiPhoneのセルフ修理を行ったのは、ダンという人物で、これまでiPhone修理を行ったことはなく、DIYが得意というわけではないそうです。そのため、今回の内容はごく一般的なユーザーによる「セルフサービス・リペア・プログラム」のレビューと言えます。
まず、修理キットを実際に注文するところから始めます。こちらは、すでにスーツケース2個で届くことがわかっており、交換用のパーツはそれとはまた別に送られます。
修理キットは週49ドルとなっており、1週間後にUPSで返送しなければ、1,300ドルの支払いを求められることになります。
1台だけを修理するには割に合わない
古い部品をAppleに送ると24.15ドル返ってきますが、キットを入手するのに49ドル、iPhone12 miniバッテリーバンドルが70.99ドルかかるため、セルフ修理は合計で95.84ドルすることになります。
Appleに修理を依頼すると69ドルなので、1台だけの修理を行うにはコスパが良いとは言えません。
やはり素人には難しい?
ダン氏いわく、Appleの説明書や工具を使ってもiPhone修理は難しいとのことです。また、説明書に必要と記載されていたピンセットや熱保護手袋などがキットから欠落していたそうです。
修理のため足りない物資を買い出しに行く必要があったため、結果的に1日以上かかってしまったそうです。
全体の感想として、自分で直そうとするよりも、専門業者に持っていって修理してもらうほうが良いかもしれない、とMacRumorsは述べています。
Source:MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-453644/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania