GoogleのフラッグシップスマートフォンであるPixel 6シリーズを振ると、内部で何かが動く音がします。
これまでに数々の不具合を引き起こしてきたPixel 6シリーズだけに不具合や故障を疑うかもしれませんが、それはむしろ正常に動作している証かもしれません。
光学式手ぶれ補正機構が音の原因
Pixel 6シリーズを振ると音が出るのは、光学式手ぶれ補正機構(Optical Image Stabilization、OIS)が原因と考えられます。
デジタルカメラのイメージセンサーは光を電気信号に変える素子を使って画像を記録するのですが、十分な明るさを持つ画像を生成するには一定時間光を受け続けなくてはなりません。
この間にカメラやスマートフォンが動いてしまうと、素子に映し出されている映像がぶれ、記録された画像にもぶれが発生してしまいます。
これを防ぐための機構が手ぶれ補正機構であり、光学式手ぶれ補正機構はレンズやイメージセンサーをぶれを相殺する方向に物理的に動かすことによって手ぶれの発生を抑えるタイプのものです。
このため、光学式手ぶれ補正機構を持つカメラを搭載したスマートフォンの場合、レンズやイメージセンサーがある程度自由に動けるようになっており、スマートフォン本体を振るとこれらが動く音がします。
Pixel 6 ProのほうがPixel 6よりも音が大きい
Pixel 6/6 Proには光学式手ぶれ補正機構を持つカメラが搭載されており、これらの端末を振ると音がするのは光学式手ぶれ補正機構が正しく動作できる状態にあることを示す証といえます。
9to5GoogleによるとPixel 6 ProのほうがPixel 6よりも音が大きいそうです。
さらにSamsungのGalaxy S21/S22などはPixel 6シリーズよりも音が大きいとしています。
ただ、スマートフォン内部で何らかの部品が脱落している可能性もあるため、何か動作に異常が見られた場合は検査や修理を検討したほうがいいでしょう。
Source: 9to5Google
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-454054/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania