Google Marketing出身者らが創業した株式会社ONE SLASH ONE(以下、1/ONE)は、「非日常空間のなかで自分と向き合う“第4の時間”の創出」をパーパスとして掲げている企業です。
同社はこのたび、創業以来、ステルスモードで開発を進めてきた次世代型マイクロジム「1/workout」のプロトタイプを公開するとともに、資金調達を実施しました。
種目ごとにバーベルが自動的に移動
「1/workout」は全自動トレーニングマシン、 AI カメラ、センサがなどを15平米程度のスペースにパッケージングした無人個室ジム。
AIアルゴリズムと、特許取得済みの高重量トレーニングマシン機構によって、ユーザーがセルフで安全かつ効果的にトレーニングできるといいます。
最大120kgまでの重量プレートの付け替えも自動でおこなうため、初心者も上級者もトレーニングだけに集中できます。また、AIがトレーニング中の危険な動きを検知すると、セーフティーバーが自動介入。けがや事故を未然に防げるでしょう。
ユーザー1人ひとりに合ったプログラムを自動生成
VBTにより、ユーザーは従来の筋力トレーニングのように限界まで追い込む必要性がなくなるとのことです。
壁面に130インチ相当の映像を投影し、大画面と音楽によるクリエイティブな演出。没入感の高い非日常空間を生み出し、自分自身の心と体に向き合う良質な機会を提供するといいます。
今後はパイロット店舗のオープンを視野に
今回のプロトタイプ公開に合わせて、1/ONEは、1/workoutの無料体験先行予約の受付を開始しました。
さらに、1/workoutの本格開発のため、このたびJ-KISS型新株予約権の発行および金融機関からの借入を実施。シード期の累計調達額は、2億円となりました。
今後、1/ONEは調達した資金をAI搭載の高重量トレーニングマシンの開発にあてるほか、開発人材のフルタイム採用および年内のパイロット店舗のオープンに向けた開業資金として活用する方針です。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/178361
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部