日本の伝統や美意識を表現し世界に向けて発信する「セイコー プレザージュ」が、新作の自動巻ウオッチに選んだ素材は、400年以上前に日本初の磁器として生まれた“有田焼”。
有田焼はこれまでも「セイコー プレザージュ」で使用したことがある素材ですが、この「クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル SARX095」(19万8000円)で初めて、なめらかで立体的な湾曲を描く窪みが中央にデザインされたセイコー独自の有田焼ダイヤルを採用。まるで上質な器のような佇まいです。
有田焼の老舗工房「しん窯」の陶工・橋口博之氏の監修によって、薄さの限界に挑んだという白磁のダイヤルはわずか厚さ1mmほど。有田焼の伝統的な鋳込みで成形された後、施釉、焼成などの難易度の高い工程を重ね、その薄さの中でなめらかな高低差をデザインしています。
その柔らかい窪みが生み出す陰影と白磁の艶めく光沢とが絶妙なコントラストを成し、そこに配された青いインデックスと針、そしてSEIKOの文字などが彩りをプラス。その美しいダイヤルを覆う内面無反射コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラスは、レンズ効果がなく、あらゆる角度から時刻を読み取りやすいのが特徴です。
ケースとブレスレットにはシンプルなステンレスを合わせ、透き通るような純白の白磁ダイヤルをさらに引き立てています。
そんな繊細な印象とは裏腹に、この磁器素材は腕時計としての耐久性も追求し、従来の4倍以上の強度を実現しているそう。まさに、日本のクラフトマンシップと最新の技術を融合させたプロダクトです。
搭載しているのは、手巻付き自動巻「キャリバー6R31」。コンパクトな自動巻き機構を有し、約70時間のパワーリザーブを誇るムーブメントです。このアーティスティックな新作ウオッチは、6月10日より発売されます。
>> セイコー「セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデルSARX095」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/450570/
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