米国の複数のApple Storeで、労働組合結成の動きが高まっていますが、この背後にはApple社内でのハラスメントや賃金の不平等などを告発する#AppleTooムーブメントがあることが明らかになりました。
#AppleTooムーブメントの創始者が組合化を支援
テックメディアWiredが伝えたところによれば、ニューヨークのApple Grand Centralで組合化を押し進める人物は、#AppleTooムーブメントの創始者として知られるシェール・スカーレット氏の支援を受けているとのことです。
同人物がスカーレット氏に組合化の動きがうまく行きそうにないと相談を持ちかけたところ、同氏はStarbucksでの労働組合結成を助けたWorkers Unitedの主催者を紹介したといいます。
結果としてニューヨークでの組合化の動きは再び勢いを取り戻し、主催者は4月に「果物屋台労働者連合(英: Fruit Stand Workers United、Appleの“りんご”をかけているとみられる)」の立ち上げまでこぎつけました。
別の#AppleToo関連人物がリモートワーク推進を支援
#AppleTooの組織化に貢献し、解雇されたことで知られる元Appleマップチームプログラムマネージャーのヤネケ・パリッシュ氏が、より柔軟性に富んだ勤務形態の実現を求める従業員グループApple Togetherの組織化を支援していたことも明かされています。
同グループは、「リモートワークに最適な製品を作っておきながらなぜ従業員はリモートワークが許されないのか?」という素朴な質問をオープンレターで投げかけており、Appleのオフィス復帰の強制に異議を唱えています。
Source:Wired via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-455337/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania