Lifestytle Vehicle(ライフスタイルビークル)などで知られる米ロサンゼルス拠点のEV企業Canooが経営不振に陥っており、Appleが買収する可能性がある、とAppleの内部事情に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏は述べています。
後部座席はリムジンスタイルなのが特徴
Canooのフラッグシップモデルとも言えるLifestytle Vehicleは、 後部座席がリムジン仕様になっている7人掛けのシートが特徴です。Canooは同モデルを2022年末までに40,000ドル(約517万円)以下で発売する予定でしたが、資金繰りに苦労しており、買収の噂が持ち上がってきています。
Appleの自動運転車プロジェクトに携わる従業員いわく、Apple Carも同様のミニバン型であるとのことで、Appleが興味を持つのも無理ないと思われるかもしれませんが、事情を良く知る人物いわく、もし仮にAppleがCanooを買収するとしても人材確保が主な目的であるとのことです。
経営不振に陥った企業をAppleが買収した例は過去にも
2019年、Appleは自動運転車関連の人材を確保するためDrive.aiという企業を買収しました。同企業もCanooと同じく経営不振に陥っていたところ、Appleに拾われた形となり、獲得された人材は今ではApple Carプロジェクトの中核をなしています。
ここ数カ月、Appleは自動車関連の人材確保にさらに力を入れており、Canooを買収してもおかしくない、とガーマン氏はコメントしています。
Canooの買収により、Appleは自動車の内装・外装、ソフトウェア、自動車製造、ドライブトレイン、バッテリー技術、その他の自動車部品に精通した人材を雇い入れることができるとのことです。
Source:Bloomberg
Photo:Canoo
(lexi)
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