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Apple、ドア検知機能など新たなアクセシビリティ機能を紹介

apple アクセシビリティ
 
Appleは現地時間5月17日、障がいを持つユーザーがApple製品を最大限に活用するための新たな機能を発表しました。目の不自由な方のためのドア検知機能が導入され、身体や運動に障がいがあり、音声コントロールやスイッチコントロールに頼っている方はApple WatchミラーリングでiPhoneからApple Watchを完全に制御できるようになります。

ドア検知機能で目的地までの最後の数メートルを支援

ハードウェア、ソフトウェア、機械学習の進歩により、目の不自由な方はiPhoneやiPadを使ってドア検知機能で目的地まであと数メートルのところまでも支援を受けられるようになりました。
 
ドア検知機能(Door Detection)は、ユーザーが新しい目的地に到着したときにドアの位置、そこまでの距離を把握し、ドアが開いているか閉じているか、閉じているときに押す、ノブを回す、ハンドルを引くなど、どの方法でドアを開けられるかを提示してくれます。また、オフィスの部屋番号やバリアフリーマークの有無など、ドア周辺のシンボルも読み取ることができます。ドア検知機能は、LiDAR、カメラ、オンデバイスでの機械学習を組み合わせているため、LiDARを搭載したiPhoneおよびiPadのみで利用可能となっています。
 
ドア検知機能は、目の不自由な方をサポートするAppleの内蔵アプリ「拡大鏡」の新たな検知モードで利用可能となる予定です。

Apple Watchミラーリング

Apple Watchミラーリングでは、iPhoneの音声コントロールやスイッチコントロールなどのアシスト機能を使ってApple Watchのディスプレイをタップする代わりに、音声コマンド、サウンドアクション、ヘッドトラッキング、外付けのMade for iPhoneスイッチでデバイスをコントロールすることができるようになります。
 
Apple Watchミラーリングは、身体や運動に障がいがあるユーザーでも血液酸素、心拍数、マインドフルネスなどのApple Watch独自アプリの恩恵が受けられるよう支援してくれます。
 
また、簡単なハンドジェスチャーでのApple Watch操作も可能となっており、新たなクイックアクションで、ダブルピンチジェスチャーで電話の応答や終了、通知の取り消し、写真の撮影、Now Playingアプリでのメディアの再生や一時停止、ワークアウトの開始、一時停止、再開を行うことができます。

ライブキャプション

iPhone、iPad、Macでライブキャプションが導入されます。電話やFaceTimeでの通話、ビデオ会議やソーシャルメディアアプリの利用、メディアコンテンツのストリーミング、隣にいる人との会話など、あらゆる音声コンテンツにリアルタイムでキャプションが付くため、聴覚に障がいのある方にとってフォローするのがより簡単になります。
 
FaceTimeのライブキャプションは、通話参加者にも自動翻訳された会話内容が提供されるため、聴覚に障がいのあるユーザーにとってグループビデオ通話の利便性がさらに高まります。

VoiceOverに新言語が追加

Appleの視覚障がい者向けスクリーンリーダーVoiceOverに、ベンガル語、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語を含む20以上のロケールおよび言語のサポートが追加されます。
 
その他にも、2つのゲームコントローラーを1つに統合し、複数のコントローラーで1人のプレイヤーの入力を操作することができるBuddy Controllerや、Siriがリクエストに応えるまでの待ち時間を調整することができるSiriポーズタイムなどの機能も追加されます。
 
 
Source:Apple
(lexi)

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