クレジットカード大手マスターカードが、レジでカメラに向かって微笑んだりリーダーに手のひらをかざしたりして決済できる技術をグローバル展開すると発表しました。
カードの携帯不要に
マスターカードが発表した「バイトメトリック・チェックアウト・プログラム」は、カードやカード情報を搭載したスマホなどの端末がなくても決済できるシステムです。
使うのは、顔や手のひらの生体認証。実在店舗での精算時に備え付けのカメラに向かって顔を向けるか、リーダーに手のひらをかざすだけでカード決済できるようになります。
店舗や自宅で登録
もちろん、この決済を利用するにはカード所有者が生体認証とカード情報を登録する必要があります。マスターカードによると、店舗や自宅で、マスターカード加盟店やIDプロバイダのアプリを使って手続きできるとのことです。
一度路登録すればプログラムを導入しているあらゆる店舗で使え、スムーズな精算体験となります。この手のカード決済システムは世界初とのことです。
アジアでも試験展開
消費者にとって財布や携帯端末を取り出すことなく買い物でき、利便性が高まるだけでなく、店舗側にも取引時間や顧客のレジ待ち時間を短縮できるという利点があります。
NECや富士通などの協力を得て導入されるこのプログラムは早速ブラジルで始まり、今後は中東やアジアでも試験展開される予定です。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/178890
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi